BSTニュースレター Vol. 2

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【 BSTニュースレター Vol.2 】            (2004年10月13日)

    発行: ビジネスサーチテクノロジ (http://www.bsearchtech.com/)
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BSTニュースレターは、ビジネスサーチテクノロジ株式会社 (BST) が発行する
メールニュースです。購読のお申し込みをした方、あるいはこれまで弊社と
なんらかの関わりがあった方に配信させていただいています。

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◆ はじめに
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皆さん、こんにちは。BSTニュースレター担当の Jensen です。
予定よりちょっと遅れてしまいましたが、2回目のBSTニュースレターをお送り
します。

今号では、BSTが持つコア技術の1つ、「グリッド」について取り上げたいと
思います。ただ私(Jensen)も今までグリッドに関しては素人同然だったので、
この機会にグリッドの基本について勉強してみました。今回はグリッドの最初
の記事ということで入門的な内容です。

ところで11月上旬にピッツバーグで開催される「SC2004」にBSTとして急遽
ブースを出展することになりました (SC2004はHPC分野では世界最大の国際
会議で日本からも多数来場者があります)。出展する関係者は準備に追われて
非常に慌しい状態です。SC2004出展に関しての情報は次号でお送りします。

BSTニュースレターは、月に2回程度で配信予定です。配信を希望しない方は
お手数ですが、このメールの最後を参照してください。

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目次

◆ グリッド入門
◆ ビジネスサーチテクノロジってどんな会社?(2)
◆ 全文検索ウォッチ
◆ 編集後記


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◆ グリッド入門
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○ グリッドとは?

グリッドコンピューティングの「グリッド = grid」という語は、電力を送る
送電線網(パワーグリッド = power grid)に由来しています。コンセントに差
し込めば、いつでも電気が得られるように、グリッドとは、ネットワークで
接続された情報資源、すなわち、CPU、データベース、アプリケーション、
計測装置、さらにはそれらによって処理された結果(サービス)が、誰でも、
いつでも、どこからでも利用できることを目指しています。利用者はその
仕組み自身がどうなっているのかを全く気にせずに、必要なサービスを受ける
ことができます。

グリッドの概念は次のような背景から生まれました。スーパーコンピュータ
(スパコン)のように、1台のコンピュータで全ての処理を実行するには非常に
コストがかかります。一方で、PCの低価格・高性能化が進み、ネットワークに
接続するのが当り前になって、複数台で協調して処理を実行すればスパコン
以上の性能を実現することが可能になったという状況があります。


○ グリッドとクラスタとの違い

では、グリッドと、たとえば大規模クラスタとは何が違うのでしょうか?
クラスタもグリッドも分散化、並列化というコンピュータの流れの中で生まれ
ました。クラスタとグリッドの違いは、簡単には、同機種か異機種か、組織内
の内か外か(ファイアウォールの内か外か)、ノード(CPU)の数が相対的に少な
いか多いか、ノードの数が固定かダイナミックか、などで区別されます。
グリッドの方がより大規模・柔軟で、汎用化されたといえるのではないで
しょうか。

ちなみに皆さんの多くはグリッドと聞いて、地球外生命体(宇宙人)探査プロ
ジェクトの SETI@home を思い出す人が多いのではないでしょうか。SETI@home
のしくみとしては、電波望遠鏡からの膨大なデータを解析する部分をインター
ネット上のコンピュータ(PC)で実行するというものです。無料のプログラムを
ダウンロード・導入するだけで参加できるので、今でも数百万台のコンピュー
タが参加しています(私も一時期は参加していました)。このプロジェクトが
実際に有効に機能したため、グリッドという概念が注目をされることになり、
ここ数年様々な組織・ITベンダがグリッドに関連するプロジェクトや製品・
サービスを発表しています。

ただ、SETI@homeは、グリッドの応用の一つに過ぎません。グリッドは用途や
機能によって、いくつかのカテゴリに分類できます。グリッド協議会のWeb
サイトでは以下のように分類しています。

・コンピューティンググリッド
	高速演算処理環境(CPU)の提供
・データグリッド
	膨大な記憶空間の提供
・ビジネスグリッド
	高信頼Webサービスを実現
・PCグリッド
	遊休PCの空き時間を利用して大規模な処理を実現
	SETI@homeはこれに該当

SETI@home(日本語) URL: 
http://www.planetary.or.jp/setiathome/home_japanese.html
グリッド協議会 URL: http://www.jpgrid.org/


○ グリッドの現状

現在、グリッドは科学技術分野で実際に導入が進んでいます。グリッドを構築
するには、認証やリソース管理、サービスのデータ管理などのネットワーク上
の各コンピュータ上で動作するための専用のミドルウェアが不可欠で、いくつ
かのベンダがそれらを提供しています。グリッド構築用ミドルウェアとしては
Globusアライアンスの「Globus Toolkit」がほぼ業界標準として広く使用され
るようになっています。

また、グリッド技術を用いて機種の異なる複数のコンピュータを接続して資源
を共有することを目的として、GGF(Global Grid Forum)という団体により
グリッドの標準化が進められています。GGFでは、IBMとGlobusアライアンスが
中心になって、グリッドの基盤となるアーキテクチャ OGSA(Open Grid Service
 Architecture)が提案されています。

OGSAは、Webサービスの技術を基本に、コンピュータの資源をWebサービス化
することによりグリッド化しようというもので、グリッドを科学技術だけでは
なくビジネス分野にも適用することを目指しています。多くの組織、ITベンダ
が支持を表明しており、標準化の作業が進められています。

ただ現状のグリッド技術でビジネス分野における企業内や商用ベースでのシス
テムを構築するには、色々な課題があります。数年後には標準化が完了し、
ビジネス分野での導入も当り前になっているかもしれませんが、しばらくは
グリッドを導入するだけでニュースになる時期が続くかもしれません。

Globusアライアンス URL: http://www.globus.org/
Global Grid Forum URL: http://www.gridforum.org/


○ BSTのグリッドへの取り組み

BSTでは、グリッドをビジネス分野に適用するための実験的なプロジェクトに
いくつか参加しています。また、全文検索とグリッドという、BSTの得意分野
を組み合わせたソフトウェアを製品化するべく、企画・開発中です。

グリッド対応全文検索ソフトウェアに関しては、今年4月に行われたGrid 
World 2004に参考出展しました。

URL: http://www.bsearchtech.com/news/gridworld2004/

このあたりのBSTの取り組みに関しては、本ニュースレターで別途取り上げ
たいと思っています。

また、グリッドに関する情報は今後も継続して取り上げていきますので、
ご意見・コメント等をお待ちしています。


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◆ ビジネスサーチテクノロジってどんな会社?(2)
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前回は経営理念的な内容だったので、今回は会社のイメージをつかんでもらえ
るよう社員やオフィスに関して書きます。

BSTのオフィスは神田に本社が、筑波に営業所があります。今まで本社はビル
の8Fだけだったのが、社員と契約社員が増えたため、9月に同じビルの5Fにも
フロアを拡張しました。現在は5Fに営業・総務・受付、8Fに研究開発・企画の
席があります。

社員数はこのメールを配信している時点で16名です。現在は、会社の基礎を
整備しながらビジネスを進めている状態なので、毎月のように社員が増えてい
ます。DECの元社員が中心になっているので、平均年齢は多少高めですが、
その分色々な分野の専門知識と経験を持った者がいます。ただ、開発部には
契約社員で若者がけっこういますので、若い会社という感じはします。

BSTのWebサイトの社長挨拶・副社長挨拶を読むと感じていただけると思います
が、社員のみんなに技術力のこだわりがあります。ただそれだけではダメだと
いうことは前の会社で経験しているので、営業・マーケティング・技術力の
バランスが大事だということを社員みんながよく理解し行動しています。

BSTは10月から新しい年度になりますので、9月末に全社員が集まって2005年度
のキックオフミーティングを行い、グループごとに前年の反省と今期のビジネ
スプラン・目標を発表しました。2004年度は会社の基盤固めの年でしたが、
2005年はビジネスで飛躍する年となるよう、一丸となってがんばっていきたい
と思います。

ビジネスサーチテクノロジ URL: http://www.bsearchtech.com/


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◆ 全文検索ウォッチ
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最近1ヶ月のネット上の全文検索に関する気になるニュース・情報を集めて
みました。

○ヤフー、各サービスと対応した「ダイレクト検索」機能を追加 
http://japan.internet.com/busnews/20040929/2.html

日本のGoogleも同様な検索を天気、辞書、乗り換え案内などでやっていまし
たが、日本のYahoo!は自社のサービスで全部まかなえるんですね。

○フレッシュアイ、東証一部上場1,600社のプレスリリース検索機能 
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/09/29/4781.html

○IBM、未来派のマルチメディア検索技術「Marvel」を開発
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20074895,00.htm

○米Yahoo!、「My Yahoo! Search」でついにパーソナルサーチ分野に参入 
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/10/06/4871.html

検索エンジンの世界ではホットなトピック、個人の属性に応じて最適な検索
結果を返すパーソナル検索を米Yahoo!でも導入したという記事です。

○“クラスタリング”でGoogleを追撃する新興企業
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0409/30/news066.html

"新興企業Vivisimoの検索エンジンClusty.comは、検索結果をクエリーに関連
した各種カテゴリーに分けるクラスタリング技術で、GoogleやYahoo!を追い
上げようとしている。" アスクジーブスも同じような機能を実現していまし
たが、このような検索結果をカテゴリ化する機能がユーザが情報を絞り込ん
でいくのに有用だと認識されれば、他のサービスでも採用が進むかもしれま
せん。

○米Google、書籍の中身まで全文検索する「Google Print」開始
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/10/07/4898.html

○MSNサーチが検索市場にもたらすもの
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000050154,20075038,00.htm

米MSNサーチのディレクタへのインタビューを元にした記事ですが、それ以上
に今後の全文検索技術に対する考察がわかりやすく書いてあって、非常に参考
になりました。ご一読をおすすめします。

○検索エンジン相関図 2004年10月版
http://www.sem-research.jp/sem/statistics/20041012110254.html

○全文テキスト検索エンジン フレイヤSX
http://www.delegate.org/freyasx/index-ja.html

大昔フリーで公開されていた全文検索ソフトFreyaをベースにDeleGateの作者
が新しく全文検索ソフトの開発をしています。


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◆ 編集後記
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創刊号を読んだ知り合いから、もうちょっとやわらかめの内容があってもいい
んじゃないの、というコメントをもらいました。ただ、そういう文章を書くの
は苦手なんで、このスペースを利用して私が最近読んで面白かった本を2冊
ご紹介します。

○『松永 真、デザインの話。+11』松永真 著 / BNN新社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486100005X
グラフィックデザイナー松永真が雑誌に連載していたコラムをまとめたもの。
私は著者の名前だけは知っていましたが、こんなにすごい経歴の人とは思い
ませんでした。手がけたものに、スコッティ、ベネッセなど、なじみのある
ものが多くて、作品自体に非常に説得力があるので非常に面白かったです。

○『とりみきの映画吹替王』とりみき 著 / 洋泉社MOOK 別冊映画秘宝 Vol.3 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4896918371/
漫画家とりみきと22人の声優との対談集。アニメではなく洋画と海外ドラマの
吹替がメインで、大平透、納谷悟朗、森山周一郎、小原乃梨子、池田昌子...
と、声を聞けばすぐにわかる人たちばかりです。吹替の世界は知っているよう
で知らなかったので話自体面白かったですし、吹替の黎明期から活躍する人
たちの仕事に対する姿勢には、けっこう感動しました。対談集なんで読みやす
い本ですが、内容は非常に濃かったです。

いずれも少しずつ読めるタイプの本なので気軽に読めますし、値段もリーズナ
ブルなのでおすすめです。

★読者の皆さんからのご意見を募集しています。

記事自体へのコメントやこんな内容の記事が読みたいなど、どんな内容でも
構いませんので気軽に以下のメールアドレスにメールしていただければと
思います。

メールアドレス: newsletter@bsearchtech.com

次号は10月末頃に発行できればと考えています。
それでは次号でまたお会いしましょう。
(Jensen)

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発行: ビジネスサーチテクノロジ株式会社 (http://www.bsearchtech.com/)

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してください。

URL: http://www.bsearchtech.com/newsletter/

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