2022年11月9日にセミナー「ebisumartユーザが語る!検索機能の強化による売り上げアップの効果とは?」を実施しました。
事例登壇パートでは、ワイン専門商社の株式会社フィラディス様にご協力いただき、ECサイトで商品検索機能を強化する有効性についてお話しいただきました。
本記事では、セミナー内容の一部をご紹介します。
2022年9月、弊社とインターファクトリー社は、サイト内検索に求められる課題を解消し、ユーザビリティ向上を実現するため、サイト内検索サービス「GENIEE SEARCH」とクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」および「ebisumart zero」の連携強化を発表しました。
この連携により、ユーザの検索意図に対し、アイテム単位でなく、カラーやサイズなどの商品バリエーション(SKU※)ごとに精度の高い検索結果を返すことができるようになりました。
※ SKU:Stock Keeping Unit(ストック・キーピング・ユニット)の略で、受発注・在庫管理を行うときの、最小の管理単位の意味。
>「ebisumart」についてはこちら
>「ebisumart zero」についてはこちら
オンラインショッピング利用者の9割が検索ナビゲーションを活用しているといわれており、ECサイトでCVR向上・売り上げ増加を実現するためには、ユーザが求める情報を最短で届けられるような導線設計が欠かせません。
特に300点以上の商品数を扱うECサイトにおいて、高精度な「検索ナビゲーション」の導入はユーザビリティや売り上げに直結する重要なポイントのひとつです。
ECサイト内の検索は「目的買い」で使われる傾向が強く、サイト内検索を利用するユーザに的確に商品情報を提供し、スムーズな購買に導くことが売り上げ増加につながるといわれています。
では、検索の理想的な働きとはどのようなものでしょうか?
ユーザは検索窓に正式な商品名を入力するとは限らず、誤った商品名や、曖昧なキーワードでも検索を行います。検索しても求める商品が適切にヒットしなければ、簡単に離脱してしまいます。
したがって、文字入力時に候補語をサジェストする検索アシスト機能で、入力ミスやキーワードの揺れを未然に防止するなど、検索精度を高めるナビゲーション改善が必要です。
また検索結果の表示順位をユーザのニーズに合わせて最適化することで、CVR向上も期待できます。
事例登壇パートでは、ワイン専門商社の株式会社フィラディス リテール事業部の西岡卓哉様に導入背景ならびに導入後の効果についてインタビュー形式でお話をうかがいました。
株式会社フィラディス様では、ワイン直販ショップ「ワイン通販 Firadis WINE CLUB」「シャンパン通販専門店 THE CHAMPAGNE」「高品質ワイン通販 Firadis WINE CLUB collection」の3つのサイトにGENIEE SEARCH for ECを導入いただき、各サイトを横断したワイン検索を実現しています。
導入前の検索は店舗(各ワイン通販サイト)ごとの絞り込みのみ可能で、条件によっては検索結果が0件になっていました。またワインは商品名が全て外国語で長く、覚えづらいものも多いのですが、表記揺れを吸収する仕組みもなく、UX面で課題がありました。
信頼できるセレクトショップとして厳選のワインリストをお見せしたいと同時に、店舗の垣根を超えた網羅的な検索も実現したいと考えていました。しかし、両立できていませんでした。
GENIEE SEARCH for ECの導入後は、リピーターのお客様が3つの店舗の商品ラインナップ全体から好みの軸で商品を選んでいただけるようになったことが見てとれました。UX改善がワイン好きのお客様にしっかりと響き、良質な顧客の獲得につながっていると感じます。
運営側としても、全体のラインナップが整理され簡単に俯瞰して見られるようになり、店舗内の見通しが非常によくなった印象です。
また、特定の検索キーワードで商品一覧を作成できる仕組みを活用し、特集ページを手軽に量産できるようになるなど、業務効率化につながっています。
▼画像付き検索サジェスト機能
キーワード検索時に候補語と商品情報を画像付きでサジェスト。商品情報のリンクをクリックすると商品の詳細ページへダイレクトに到達します。
▼絞り込み機能・検索結果表示
色、タイプ、産地、価格、生産者、品種など、ワイン独自の多数の項目での絞り込み機能を実装。商品検索の結果と合わせて、サイト内のお役立ちコンテンツの検索結果をページ下部に表示。
▼株式会社フィラディス様の導入事例について、詳しくはこちらをご覧ください▼
サイト内検索導入事例:株式会社フィラディス様「検索改善で直帰率5%改善!」
弊社では、今回ご紹介させていただいた株式会社フィラディス様の事例のように、複数サイトを対象とした横断検索や、検索のミスマッチを解消する検索キーワードのサジェストなど、企業様の課題に合わせたECサイト改善のご提案が可能です。
ご担当のECサイトにおいて、このようなお悩みはありませんか?
・キーワードによって、ヒットしない商品がある
・売りたい/見せたい商品が、上位に表示されない
・EC構築パッケージ標準の検索機能をそのまま使っている
・個別開発するほどの予算は無い
1つでも該当する際は、ぜひお気軽にご相談ください。
GENIEE SEARCH編集部
(X:@BST_hoshiko)
ECサイトや企業サイトにおける快適なユーザ体験を実現するための導線改善方法から、ECマーケティングの手法まで幅広く情報を発信しています。