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ECサイトを構築する3つの方法とは?制作手順や費用相場を解説!


ECサイトを構築する3つの方法とは?制作手順や費用相場を解説!

ECサイトを構築する方法は、大きく分けて開発CMS利用ECパッケージ導入の3つの方法があります。
プログラミングの専門人材がいる場合は、自社開発を行うことができますし、専門人材がいない場合は、CMSやECパッケージのようにサポートを受けて構築する方法もあります。

それぞれの構築方法ではメリット、デメリットがあるため、本記事ではECサイト構築に関するこれらの3つの方法と、制作手順、費用相場を解説します。
これからECサイト運営を検討されている方向けに、どのようにECサイトを構築すべきかが理解できる内容となっています。ぜひ最後までご覧ください。


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目次

ECサイトを構築する3つの方法

ECサイトを構築する3つの方法

ECサイトを構築するには、まずはどのようなECサイトを構築したいか、目的はなにかなどの要件定義を行なってからECサイトを構築することをおすすめします。

要件定義が終えたら、以下の3つの方法から選定していきましょう。
それぞれの詳しい手順と大まかな費用についても解説しますので、どの方法が自社に最も適しているか比較検討してみてください。

  • ECサイトのシステムを自社開発するか制作会社に依頼
  • ECサイトをCMSで構築する
  • ECパッケージを利用する

ECサイトのシステムを自社開発するか制作会社に依頼

ECサイトをゼロベースから構築できる専門人材が社内にいる場合、自社開発で立ち上げる方法がおすすめです。

社内の人材で完結できることから、比較的費用が抑えられるうえ、ゼロベースで自由度の高いデザインやシステムにすることができます。
販売を想定している商品やサービスに最も適したデザイン、ユーザビリティを考慮した導線など、細かい部分への対応が可能です。
しかし、社内にサイト構築のスキルを持った人材がいないケースも多いはずです。
その場合、制作会社に依頼し、自社が想定する理想のサイト構築を依頼することも一つの方法です。

費用が高額となり、制作期間がかかってしまう点がデメリットとなりますが、オーダーメイド感覚で理想のECサイト環境の構築が可能です。

システムを自社開発か制作会社に依頼して構築する手順

自社開発を進める場合、大まかにフロントエンド業務とバックエンド業務の2つに分けて開発を進めていきます。フロントエンド業務ではサイトの表層部分を担当し、バックエンド業務ではサーバ側の調整を主に担当します。

サイトの規模にもよりますが、基本的には複数人がチームを組んで開発を進めることになるため、ある程度の人員数と期間は考慮しなければいけません。

制作会社へ依頼する場合は、自社の要望を伝えるために、明確な要件定義書を用意することをおすすめします。サイトのデザインからコンセプト、想定する売上から取り扱う商品まで、認識の違いが発生しないためにもしっかりと意思疎通をとる必要があります。

複数の会社を比較検討したうえで最も要件にあう会社を選定し、システム構築を依頼します。以下の記事ではECサイトをリニューアルする際の記事になりますが、制作会社に依頼する手順については解説していますので、合わせて一読ください。

≫≫ ECサイトのリニューアル費用や手順を押さえて失敗しないための方法を解説

制作会社に依頼した際の費用相場

ECサイトのシステム構築を制作会社へ依頼した場合、その規模によって費用は変動しますが、おおよその相場で500万円以上と想定されます。

さらに連携、搭載するシステムの数次第では、数千万〜になる場合も少なくありません。その分高品質なサイトが期待できることは間違いありませんが、一般的に最も高額な構築方法であることは理解しておく必要があります。

ECサイトをCMSで構築する

CMS(Contents Management System)とは、サイトやアプリケーションを効率的に管理するためのシステムです。
最も多く利用されているCMSとして、世界のWebサイトの約60%が利用しているWordPressがあげられますが、ECサイトの構築はWordPress以外のCMSを利用して構築することも可能です。

CMSはプラグラミングの技術的知識がなくても容易にサイトを構築でき、コンテンツの作成・編集ができる点がメリットとしてあげられます。
さらに、運営面でも直感的に操作がわかるため、社内の人材で管理できる面でも魅力的です。

一方でサイトデザインの自由度はそれほど高くなく、ある程度の制限の中で商品訴求する必要があります。
また、セキュリティ面での脆弱性も指摘されていることから、ECサイトとして運用するにはある程度の知識が必要になってしまいます。

CMSを使用してECサイトを構築する手順

まずは、どのCMSを使用してECサイトを構築するべきかを検討します。

想定するECサイトの規模を考慮する必要があり、取り扱うアイテム数などの規模感を想定しなければ、ECサイトの表示速度が遅くなってしまうこともあります。
長期的な計画も考慮に入れCMSを選びましょう。

CMSによって構築手順は異なりますが、WordPressを例に構築手順を紹介します。

  1. サーバとドメインの契約
    ECサイトを構築するためには、ECサイトを公開するためのサーバとドメインを契約します。
  2. WordPressでECサイトにあったテーマの選定
    WordPressにはECサイトに特化したテーマ(テンプレート)が用意されています。専門人材がいない場合は、構築したいECサイトにあうテーマを利用しましょう。
  3. ECサイトの基本機能の設定
    自社が販売したい商品の登録や、決済方法や配送方法の設定、セキュリティ対策など、選んだテーマの設定手順に基づいて基本機能を設定していきます。

上記がWordPressでの構築手順になりますが、どのようなCMSがあるのかを把握したい方は、以下の記事を合わせてご覧ください。

≫≫ サイト内検索機能が使える5つのCMSをご紹介!

CMSの費用相場

WordPressなどオープンソース型のCMSを利用する場合、サーバ、ドメイン費用のみで構築が可能となるため、数万円程度になります。

もし、WordPressでECサイトを構築していくのであれば、ECサイト専用の有料テーマを選択することをおすすめします。
人気のある「EGO.」は約4万円、ポップなデザインが魅力の「Ankle」は約2万円と、テーマと価格は異なりますので、イメージにマッチしたものを選択してください。

また、CMSにはクラウド型もあり、クラウド型を利用する場合、月額数万円のランニングコストが発生します。

ECパッケージを利用する

ECパッケージとは、ECサイト構築に必要となる機能がパッケージとして用意されているサービスで、ECサイトに特化したサービスであるため、優れたECサイトを構築することができます。

運営面でも、必要な在庫管理から受注、外部連携などの機能を備えていますので、専門知識がなくても容易にECサイト運営ができる点は大きなメリットです。
また、サイトデザイン面でもレイアウトの自由度が高く、オリジナリティ溢れたECサイトが実現できます。

セキュリティ面に関しても、パッケージ開発元がソースコードを公開していませんので、ハッキングなどの被害に遭う可能性も低くなります。

注意すべきポイントとしては、ある程度質の高いECサイトを構築するためには、高額な初期費用やランニングコストが発生する点です。
無料、もしくは費用を抑えたパッケージサービスも存在していますが、システムやデザイン面において見劣りしてしまいがちです。
ある程度の売上見込があり、質の高いECサイトを求める場合に最適な手段です。

ECパッケージを利用してECサイトを構築する手順

CMSと同様に、ECパッケージもさまざまな企業が開発、提供しているため、自社が想定するECサイトに最も適した製品を選択しましょう。

利用するECパッケージが決定したら、ECパッケージを導入します。ECパッケージの構築手順に基づき設定を行なっていきます。
その後、システムの全体が当初の計画通り構築されているかを確認し、必要であれば外部システムと連携して運用開始となります。

ECパッケージの費用相場

利用するECパッケージによっては、完全無料で始められるものから、初期費用5万円〜500万円、月額利用料は数千円〜数万円などがECパッケージによってさまざまです。
幅広い選択肢の中から選定する必要がありますので、想定される売上規模などを考慮しながら慎重に検討することをおすすめします。

ECパッケージを使用したECサイトの構築方法や費用について以下の記事で詳細に解説していますので合わせてご覧ください。

≫≫ ECパッケージとは?費用相場からおすすめ3社を紹介

ECサイトを構築する際の注意点

ECサイトを構築する際の注意点

ECサイトを構築する際には注意点があります。この章では、ECサイト構築時に最も注意するポイントとして、以下の3点を紹介します

  • ページの表示速度
  • モバイルフレンドリー
  • 商品情報やコンテンツの充実

ページの表示速度

ECサイトにおいて、ページの表示速度は非常に重要なポイントとなります。
過去にAmazonが表示速度について調査したデータでは、「表示速度が0.1秒遅れると、売上が1%減少する」という結果がでています。

0.1秒という時間は体感として認識できないくらい短い時間ですので、本当にそこまでの影響があるのか疑問に感じられるかもしれませんが、無意識の内に顧客は表示速度の速さで、購買するか否かを判断しているという事実が分かります。

さらに、表示速度は単純な購買率だけではなく、SEOの上位表示にも影響します。
ECサイトを構築する際は、できる限り速やかに表示されるような工夫を設ける必要があります。

モバイルフレンドリー

モバイルフレンドリーとは、サイトをパソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からでも快適にサイトを閲覧できるように最適化することです。

ニールセンが調査したデータによると、ECサイトを利用するデバイスは「スマートフォン」経由で増加しており、「パソコン」経由では減少していることがわかっています。その背景もあり、2015年にGoogleはSEOの評価としてモバイルフレンドリーを組み込んでいます。

ECサイトで多くの方が利用するデバイスに対応したECサイトの構築や、検索結果の上位表示をさせていくためにも、モバイルフレンドリーに対応したECサイトを構築していく必要があります。

≫≫ サイト内検索でスマホECサイトの購入売上を改善する方法

商品情報やコンテンツの充実

ECサイトを通して販売する商品やサービスについては、できる限り細部まで記載し、顧客に訴求することを心がける必要があります。

商品の写真はもちろん、文章による細部の解説、実際の利用者からのレビューなどを充実させることで、ユーザの商品選びをサポートできます。
実店舗とは異なり、ユーザはECサイトの画面上に映し出された情報のみを頼りに購買するか否かを判断するため、少しでも商品情報に不足を感じれば購入しない可能性があります。

ユーザが不安を感じる前、疑問を持つ前の段階でこちらから情報を提供し、商品の魅力をアピールすることが重要です。購買率を高めるためにも、訴求となるコンテンツを充実させ、売上を伸ばせるECサイトを目指すことをおすすめします。

こちらの内容については、以下のサイトでより詳しく解説しています。

≫≫ ECサイトの商品画像は売上に直結する!担当者が見落す設置箇所も紹介

ECサイト運営をうまく成功させるコツ

ECサイト運営をうまく成功させるコツ

ECサイトを構築してもうまく運営できなければ意味がありません。ECサイトの運営には、成功させるコツはいくつか存在しています。その中でも、特にお伝えしたい以下の4点をそれぞれ解説していきます。

≫≫ ECサイトの成功事例3選と成功させる3つの法則とは?

  • ユーザビリティを重視する
  • 顧客サポートを充実させる
  • マーケティングを効果的に行う
  • 安心・安全な決済手段を提供する

ユーザビリティを重視する

ECサイトにおけるユーザビリティは、前述した「表示速度」はもちろん、「商品の見つけやすさ」「購入の容易さ」などがあげられます。

万が一ユーザビリティが低い場合、ECサイトに訪れたユーザはすぐに離脱し、他社サイトへとながれてしまいます。ユーザに対してストレスなく、スピーディーな購買環境を提供するために、ユーザビリティを重視しましょう。

商品の見つけやすさに関しては、「サイト内検索の最適化」を行うことをおすすめします。

通常ECサイトには、サイト内検索が実装されていますが、サイト内検索機能の良し悪しによってはユーザビリティを損ねてしまう可能性があります。そのため、サイト内検索を最適化することが最も重要で、売上改善にもつながります。

サイト内検索の最適化については以下の記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。

≫≫ サイト内検索とは?3つのやり方・導入方法から活用事例までを解説


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顧客サポートを充実させる

ECサイトはインターネットを通じた販売ですが、顧客サポートも非常に重要です。
例えば、商品を検討している段階で使用方法などをサイト運営側に問い合わせたとします。この時に対応がそっけなく、回答に不足があった場合、二度とそのECサイトを利用して購買することはないはずです。

一方で、丁寧な対応をおこなうことによって、購買行動を促す可能性は高くなります。顧客サポートは問い合わせだけではなく、顧客リストへの定期的な連絡などでも向上させることが可能です。

購入した商品に対するフォロー体制をアピール、もしくは関連商品が入荷した場合にはリストからメールを送るなども効果的です。

ユーザとの接点を大事にし、徹底サポートできる体制を整える必要があります。

マーケティングを効果的に行う

ECサイトを運営する過程において、以下のPDCAサイクルを回すことは重要です。

◾️|Plan:計画
◾️|Do :行動
◾️|Check:評価
◾️|Action:改善

PDCAのおおまかな流れは以下です。
まずは、目標達成に向けて計画を立て、実際に行動し、行動の結果、計画との乖離、良かった点などを振り返り評価します。
そして、想定していた結果と異なる点に対しては、再度計画を立て直し、行動につなげていきます。

上記の過程を繰り返すことで、ECサイトのマーケティング施策は洗練されていきます。売上が下がっている時だけではなく、売れている時にも「なぜ今は売上が伸びているのか」を把握し、客観的に評価することも大切です。
PDCAを回し、顧客理解・マーケティング施策を実施することは運営において重要なポイントですので、徹底して進めることをおすすめします。

≫≫ ECマーケティングとは?EC担当者が見落としがちな施策を解説

安心・安全な決済手段を提供する

実店舗の運営であれば、セキュリティ会社と契約しトラブルを未然に防ぎます。
ECサイトにおいても同様であり、セキュリティを強化し不正アクセスやウイルス被害を防ぎます。

ECサイトでのセキュリティ被害は実店舗とは異なり、専門知識が必要となるため難しい印象を持ってしまうかもしれません。
しかし、ユーザの個人情報を守り、企業の信用を担保するという意味でも、徹底した対策を講じる必要があります。

特に、決済手段についてはクレジットカードの不正利用などの被害は後を絶ちません。
安心安全な決済手段をユーザに提供するためにも、高レベルのセキュリティ対策を実施し、常にアップデートを心がける必要があります。

まとめ

まとめ

ECサイトを構築するための3つの手段として、以下の内容をお伝えしました。

◾️|ECサイトのシステムを自社開発するか制作会社に依頼
◾️|ECサイトをCMSで構築する
◾️|ECパッケージを利用する

それぞれに優れた面がありますので、自社の状況に応じて適切な方法の選択をおすすめします。
ECサイトは構築することが目的ではなく、運営し売上を発生させることが最終的な目標です。そのため、運営時に注意すべきポイント、成功させるコツについてもお伝えしました。

今後EC事業は大きく伸長することが想定されています。本記事の内容を参考に、優れたECサイトを構築し成果につなげていただくことを願っています。


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