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離脱率を改善する7つの方法とは?原因から対策までを解説


離脱率を改善する7つの方法とは?原因から対策までを解説

サイト運営では、離脱率の改善が重要となります。
離脱率とは、全体のセッション数に対して、ユーザが検索行動を終えて離れた割合をページごとに数値化したものを指します。

また、一方でよく比較される数値として「直帰率」があります。
直帰率はサイトを訪れた最初のページでユーザが離れた割合を指します。これは「ユーザの要求しているものに対して、サイトに掲載されている情報が合っていなかった。」ことを示しています。

サイト改善において離脱率や直帰率は欠かせない指標ですが、「どのページで離脱しているのか?」が重要なポイントです。

この記事では離脱率が高まる原因から改善するための7つの方法をわかりやすく解説していきます。


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目次

離脱率が高い原因とは?

離脱率が高い原因とは?

離脱率が高くなる主な原因として以下の3つが挙げられます。

  1. サイト訪問者の期待に応えられていない
  2. 情報を得てユーザが満足してしまう
  3. 内部リンク/外部リンクの不適切な設置

サイト訪問者は特定の情報を得たいという目的でサイトを訪れます。そのため、ユーザが欲している情報が見つからない場合、数ページで離脱してしまい離脱率を高めてしまいます。また、知りたい情報がすぐに見つかることでユーザはそのページだけで満足して離脱率が高くなる場合もあります。

一方で、内部リンクや外部リンクの設置も原因の一つです。

サイト内の回遊を促すために、適切な位置に適切な内部リンクを設置する必要があります。

例えば、「Googleアナリティクス」に関する記事中に「セッション」に関する記述をしている場合、関連記事として内部リンクを設置することで、「セッション」についてわからないユーザに対して回遊を促すことができ、「Googleアナリティクス」に関する記事の離脱率を下げることにつながります。

しかし、「Googleアナリティクス」に関する記事で内部リンクを設置していない場合、ユーザはその記事で離脱するしかないため、「Googleアナリティクス」に関する記事の離脱率が高まります。

また、外部リンクの設置を行うときも注意が必要です。
外部リンクとは、情報の掲載元など自社サイトとは違う別ドメインのページに遷移させるリンクのことを指します。外部リンク先では、自社サイトに戻る導線は設置されていないことが多いため、ユーザが自社サイトに戻ってくる確率が低くなります。

そこで、外部リンクを設置する場合は、別ウィンドウで開くように表示設定することをおすすめします。

離脱率を下げるべきページ

冒頭で離脱率は「どのページで離脱しているのか?」が重要であると記述しましたが、離脱率を下げるべき箇所は以下の2点です。

  1. コンバージョンポイントが設置されているページ
  2. ユーザの流入が多いページ

コンバージョンポイントが設置されているページとは、自社サイトの商品購入や問い合わせフォームに遷移させるためのボタンや導線が設置されているページのことを指します。

コンバージョンポイントが設置されているページの離脱率が高いと、商品購入ページや問い合わせページの遷移数が減少するため、結果的にコンバージョン数も減少します。そのため改善する必要があります。

また、ユーザの流入数が多いページで離脱率が高い場合、ニーズがありユーザが多く流入しているものの、ユーザを満足させることができていない、もしくは適切な内部リンクが設置されていないことが考えられるため改善する必要があります。

離脱率を改善する7つの方法

離脱率を改善する7つの方法

ここでは、改善するための7つの方法を具体的に解説していきます。主に以下の7つです。

  1. ページの表示速度改善
  2. レスポンシブ対応
  3. 訪問者のニーズに応えるコンテンツ
  4. サイト内検索の最適化
  5. 関連コンテンツへの導線強化
  6. 入力フォームの最適化
  7. 決済手段を増やす

ページの表示速度改善

ページの表示速度は重要項目です。
Googleが公表しているデータでは、表示速度が遅いほどユーザが離脱しやすいと報告されています。

表示速度を変更するためには、要素のサイズを最小にする、コードを最適化する、コンテンツをキャッシュするなどの工夫が必要です。画像の圧縮やコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)の利用による最適化を検討しましょう。

レスポンシブ対応

レスポンシブ対応とはスマートフォンやパソコン、タブレットなど幅広いデバイスに対処できることを指します。現在、多くのユーザはスマートフォンやタブレットからアクセスしています。そのためサイトは多種多様なデバイスに対応することが最重要となります。

レスポンシブ対応については以下の記事で解説していますので、レスポンシブ対応がなぜ重要なのかを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

≫≫ ECサイトのCVRが改善する5つの施策とサイト内検索の最適化

訪問者のニーズに応えるコンテンツ

3つ目は訪問者の要求に応えることができるコンテンツにすることです。「離脱率が高い原因とは?」で解説したとおり「ユーザが知りたい情報が掲載されていない」など、ユーザに応えるサイト設計ができていないことで離脱率が上昇します。

ユーザがサイト内検索で何を検索したかが分析できる場合は、検索キーワードを分析し、ユーザが何を求めて自社サイトに訪問しているのかを把握しましょう。その分析結果から離脱率が高いページで何を改善するべきかが明確になるため、サイト内検索機能を使ったニーズ分析はおすすめです。

≫≫ サイト内検索の導入方法と専用ツールを3つ紹介!選び方も徹底解説

サイト内検索の最適化

サイト内検索の最適化も改善方法のひとつです。ECサイトの調査結果となりますが、弊社が調査した結果、購入を目的としてECサイトに訪れてサイト内検索を利用するユーザは9割を占め、目的の情報や商品が見つからない場合は、約8割の訪問者がサイトから離れてしまうことがわかりました。

サイト内検索の設置はもちろん、サイト内検索の精度を上げることも重要です。サイト内検索は離脱率を改善するために必要な機能となるため、「サイト内検索が離脱率を改善する」の章で詳しく解説します。

関連コンテンツへの導線強化

離脱率を改善する方法として、関連コンテンツへの導線を強化する方法があります。
ユーザの知りたい情報や関連商品、記事への導線を強化することでユーザが自社サイト内で回遊し、それぞれのページの離脱率を下げることにつながります。

また、レコメンド機能もおすすめです。
レコメンド機能には、Amazonで使われているような商品レコメンドなどがありますが、サイト内検索にレコメンド機能を連携することも可能です。

株式会社ナースステージ様の事例では、検索窓に候補語と画像付きの検索結果を表示させ、さらにレコメンド機能でおすすめの商品をあわせて表示しています。もし、候補語と画像付きの検索結果に求めている商品がない場合でも、類似の商品をおすすめとして表示することで、離脱を防げるため、サイト内検索とレコメンド機能の連携も視野に入れておきましょう。


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入力フォームの最適化

入力フォームの最適化とは、商品購入や会員登録などで名前や住所、メールアドレスなどの個人情報を記入するフォームをユーザが入力途中で離脱しないように対策することを指します。
フォームの入力項目が多いなど、ユーザが手間を感じてしまう場合に離脱率が高まります。The Manifest社が行なった調査によると、訪問者の81%が入力フォームへの記入開始後すぐにサイトから離れているというデータがあります。

また、ページ遷移前後の文言が一致していない場合も離脱の原因になります。
「お問い合わせはこちら」と記載しているにもかかわらず、遷移先のタイトルが「資料請求フォーム」になっている場合などがあげられます。入力フォームのタイトルを一致させることで、平均フォームの通過率が約1.3倍まで伸びたという結果もあるため、入力フォームのタイトルは一致させるようにしましょう。

決済手段を増やす

決済手段を増やすことも重要です。昨今では、銀行振込やクレジットカードはもちろんのこと、電子決済が主流になりつつあります。幅広い決済手段を用意することで、より多くのユーザからの購入が見込めます。

サイト内検索が離脱率を改善する

サイト内検索が離脱率を改善する

離脱率を改善する方法としてサイト内検索の最適化がおすすめです。サイトに訪れたユーザが求めている情報をすぐに見つけられる導線を設置することで、離脱を防ぎコンバージョン率アップにつながります。

サイト内検索を最適化することで課題を解決できた事例としては、株式会社小林製薬様があげられます。

小林製薬のサイトでは、サイト内検索の検索結果に「商品情報」と「FAQ」の情報がテキストのみで表示されわかりづらく、検索結果画面の離脱率が高い状況でした。

サイト内検索最適化ツールである「GENIEE SEARCH」を導入することで、検索結果に製品情報を画像付きで、サイト運営者の意図した順番で表示することができたため、検索結果画面から製品ページへの遷移率が1.3倍に改善しています。

また、株式会社デアゴスティーニ・ジャパン様は、ECサイトに特化したサイト内検索ツールである「GENIEE SEARCH for EC」を導入することで、検索セッション数と離脱率も大幅に改善し、検索経由の受注数と売上が増加しました。

このように、自社サイトに合ったサイト内検索を設置することで、離脱率を改善するだけではなく、ユーザビリティの向上や売上増加につながります。
離脱率を改善しながら、売上増加などにもつなげたい方は、以下のボタンをクリックしてシリーズ累計900社以上が導入している「GENIEE SEARCH」の詳細をご確認ください。

まとめ

まとめ

この記事では離脱率を改善するための7つの方法と原因と対策について解説しました。離脱しないための対策を以下にまとめておきます。

  1. ページの表示速度改善
  2. レスポンシブ対応
  3. 訪問者のニーズに応えるコンテンツ
  4. サイト内検索の最適化
  5. 関連コンテンツへの導線強化
  6. 入力フォームの最適化
  7. 決済手段を増やす

7つの改善方法を実行していくことで、高い離脱率を改善し、コンバージョン率向上につながります。成果の高いサイト運営を行うために、ぜひ今回の記事を参考にしてください。


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ENIEE SEARCH編集部

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(X:@BST_hoshiko

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