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ECサイトの分析方法とは?売上につながる分析手法と5つの指標を徹底解説


ECサイトの分析方法とは?売上につながる分析手法と5つの指標を徹底解説

ECサイトを運営していく以上、アクセス分析は必要不可欠です。ECサイトの状況を把握していない場合、売上が上がらない原因が何なのか分からないため、改善することができません。

しかし「ECサイトの分析方法が分からない」「分析ツールやデータをどのように利用すればいいのか把握していない」人も少なくないはずです。

そこでこの記事では、ECサイト分析の重要性を紹介し、分析する際のポイントや改善方法をお伝えします。また、おすすめの分析ツールも4つ紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

ECサイト分析の目的と重要性の紹介

ECサイト分析の目的と重要性の紹介

ECサイトの分析の目的は何でしょうか。

もちろん、ECサイトの売上を向上させるためです。そのためには、より多くのユーザにより多くの商品を購入してもらうことが必要です。
Web解析では、あまりにも多くのデータを扱ううちに、分析のための分析になってしまうことが多々あります。分析そのものが目的化してしまわないように注意しましょう。

ECサイトの分析では、コンバージョンの最大化が重要です。ECサイトを運営する際には、サイトへの訪問だけでなく、訪問後のコンバージョンにつながるユーザの行動を重視します。主な指標は、コンバージョン数、購入単価、顧客生涯価値です。

・EC分析はなぜ必要なのか
・どのようなメリットがあるのか

EC分析はなぜ必要なのか

実店舗の運営では、細かな来店者数や顧客の商品閲覧データの収集は困難です。
一方で、ECサイトでは複数のツールを用いアクセス分析を行うことで、サイトの閲覧者数や、どの商品が注目されているかなどのデータを収集することが可能です。

その結果、商品購入前のユーザについて購入までの動向を予測し誘導することができます。またアクセス分析を行えば、サイト内のどのページの閲覧数が低いかも把握できます。改善が必要なページを特定し対策することが可能です。
ECサイトの分析を行い、改善をし続けることで質の高いECサイトを構築することができます。ECサイトの売上を増やすためにECサイトの分析をし続けましょう。

≫≫ ECマーケティングとは?EC担当者が見落としがちな施策を解説

どのようなメリットがあるのか

ECサイトの分析を行うことで、顧客のセグメンテーションを明確化しコンバージョン率の向上につなげることができます。

顧客のセグメンテーションでは、アクセス解析を通じ顧客の行動パターンや購買傾向により顧客をグループに分類します。これにより、顧客のニーズや好みに合わせたターゲティングが可能になります。
例えば、特定の商品カテゴリや、特定のキャンペーンに関心を示す顧客などの異なるセグメントに対し適切なマーケティング戦略を展開することで、サイトの売上向上が可能です。

また、コンバージョン率の向上では、顧客のサイト上の行動を把握し、購買までのユーザージャーニーを分析することが重要です。
どのページで離脱が多いかや、どのコンテンツが購買意欲を高める効果があるかなどを知ることで、サイトの改善点を特定し、コンバージョン率を向上させるための施策を講じることができます。

ECサイトを分析の際に注目すべき5つの指標

ECサイトを分析の際に注目すべき5つの指標

ECサイトでデータを分析する際、注目すべき指標が5つあります。また、分析する際は正しいステップを踏むことが大切です。ここでは、以下の指標について解説します。それぞれ見ていきましょう。

・売上・LTV
・アクセス数
・転換率(CVR)
・顧客単価
・離脱率

売上・LTV

ECサイトの売上は、「ユーザ数(訪問者数)× コンバージョン率(購買率)× 平均購入額(客単価)」で計算されます。ユーザ数は、サイトを訪れる人数を示し、コンバージョン率は購買に至る割合です。平均購入額は、1回の購入時に顧客1人当たりが支払う平均額を指します。

利益は、売上から支出を差し引いて計算されます。 支出は、商品の仕入れ原価、運営コスト(広告費、人件費、サーバ費用など)、配送コストなどです。売上が増えても、支出がそれ以上に増えていれば利益は減少します。
利益を確保するためには、売上を増やすだけでなく、支出の効率的な削減が必要です。原価の見直しやコスト削減、効果的な広告運用、在庫管理の最適化がおすすめです。

また、顧客満足度の向上やリピーターの獲得も重要です。リピーターは新規ユーザに比べ、獲得コストが低く、顧客単価が高い傾向があるため、顧客ロイヤルティの向上は利益を増やすことにつながります。

LTV(Life Time Value)は、1人の顧客が企業に生涯でどれだけの価値をもたらすかを示します。これは、初回の購入から継続的な購買、リピート購入、定期的なサービス利用など、全ての顧客行動が含まれています。顧客が企業の提供する商品やサービスを長期間にわたって利用し続けることでLTVは高くなります。
LTVを向上させるためには、リピーターを増やすことが重要です。リピーターは、企業の収益向上にとって欠かせない存在であり、顧客ロイヤルティの高さを示します。

アクセス数

アクセス数とは、一定期間内にユーザがサイトを訪れた回数を指します。アクセス数には「セッション数」「ユーザ数」「ページビュー数」など複数の指標があり注意が必要です。

セッション数は、一定期間内に同じユーザが複数回サイトを訪れた場合に、全ての訪問をカウントします。
ユニークユーザ数では、一定期間内に同じユーザが複数回訪れた場合には、1人として数えます。
ページビュー数では、各ページが一度閲覧されるごとにカウントします。例えば、ECサイトで3つの商品ページを閲覧した場合、ページビュー数は3になります。

これらの違いを理解した上でそれぞれの指標を見るようにしましょう。

転換率(CVR)

CVR(Conversion Rate)は、Webサイトの訪問者のうち、購入などの特定の行動に至った割合を示す指標です。
通常、CVRはコンバージョン数をユーザ数やセッション数で割ることで求められます。
CVRの算出にはユーザ数とセッション数のどちらを使っても構いませんが、混同を避けるため、事前に算出方法を統一することが重要です。
これによって、異なる期間やデータソースでのCVRの比較や分析が可能になります。

ユーザのサイト内検索行動分析の重要性

ユーザのサイト内検索行動分析は、Webサイトの改善やマーケティング戦略の最適化において不可欠です。
サイト内検索を利用するユーザは、サイト内で特定の情報や商品を探しています。彼らの検索行動から、需要が高い情報や商品、よく使用されるキーワードなど、ユーザのニーズを理解することができます。

また、サイト内検索を使用して目的の情報や商品を見つけたユーザは、購買や登録などのコンバージョンにつながる可能性が高い傾向にあります。ユーザのニーズにマッチした検索結果やプロモーションを表示することで、コンバージョン率を向上させることができます。
これらの理由から、ユーザの検索行動や、検索後のCV分析は重要だと言えます。

顧客単価

顧客単価は、1回の購入時に顧客1人当たりが支払う金額を表します。この数値は、企業が顧客から得る平均的な収益を理解するのに役立ちます。顧客単価を向上させることは、企業の収益性を高め、ビジネスの成長に貢献します。ここでは、顧客単価を増やすための手法を2つ紹介します。

まず1つ目がアップセルです。アップセルは、顧客が本来購入しようとしている商品よりも高額な商品を提案する方法です。
例えば、性能が向上した製品のバージョンや、追加機能が付いた製品を提案します。アップセルでは、顧客が購入意欲を持っている商品やサービスに付加価値を提供し、支払額を増やします。

2つ目はクロスセルです。クロスセルは、顧客が既に購入した商品に関連する商品やサービスを提案する方法です。例えば、スマートフォンを購入した顧客に、保護フィルムや充電器などの関連アクセサリーを提案します。クロスセルでは、顧客の購買履歴に基づいて関連商品を提案し、追加の商品購入の機会をつくります。

≫≫【EC担当者必見】ECサイトの売上を上げるための販促施策10選を紹介

離脱率

離脱率は、Webサイトの特定のページから他のサイトなどへ移ってしまうユーザの割合を示す指標です。この数値は、各ページがユーザにとってどれだけ魅力的なコンテンツや情報を提供しているかを示します。
離脱率は一般的に、特定のページからの離脱数をそのページの総ページビュー数(ページが閲覧された回数)で割り、結果を100倍したパーセンテージで表します。
多くの場合、離脱率の高いページには、ユーザがサイトを離れる原因が存在します。例えば、情報の不足やユーザの期待に応えていないページは、離脱率が高くなる傾向があります。

このようなページを特定し、改善することで、ユーザエクスペリエンスを向上させ、離脱率を低減させることが可能です。離脱率の低減には、ページのコンテンツやデザインの改善、ナビゲーションの見直し、ユーザ行動の分析などが役立ちます。
また、ページに設置されたCTA(コール・トゥ・アクション)の改善や、関連コンテンツへのリンクの追加なども効果的です。離脱率の低減には継続的なデータ分析と改善施策の実行が不可欠だと言えます。

≫≫ 離脱率を改善する7つの方法とは?原因から対策までを解説

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ECサイト4つの改善施策

ECサイト4つの改善施策

ECサイトの改善策は、新規顧客の獲得や、既存顧客のアップセルなど、目的によって、施策が異なります。まずは自社ECサイトの目標を設定し、それに基づいて施策を考えることが大切です。

売り上げアップに向け以下の4つのステップを踏むようにしましょう。以下に詳細を解説していきます。

・重要業績評価指標(KPI)の設定
・競合サイトや関連サイトとの比較
・時系列での分析
・改善施策の立案

重要業績評価指標(KPI)の設定

KPI(Key Performance Indicators)は、ビジネス成果を把握するための重要な基準です。これらは、組織やプロセスが最終的な目標に向かってどれだけ成功しているかを示す中間的な目標やパフォーマンスを表しています。
例えば、ECサイトの年間売上目標が1,000万円である場合、1年後にその目標を振り返るだけでは、進捗や達成度についての具体的な情報が十分に得られません。そのため、定期的なターム(週間、月間、四半期など)でKPIを設定し、目標に向かってどの程度進捗しているかを評価することが大切です。

ECサイトにおけるKPIの設定では、ユーザ数、売上高、コンバージョン率などが一般的です。ユーザ数はサイトへの訪問者数やアクティブユーザ数を表し、売上高は商品やサービスの売り上げを示します。また、コンバージョン率は、訪問者がサイト上で特定の行動(購入、登録、お問い合わせなど)を行った割合です。
これらのKPIは、組織やプロジェクトの目標達成度を表し、必要に応じ追加の施策や対策などを検討するための貴重な情報源です。KPIの適切な設定と定期的な評価は、ビジネスで成果を最大化するために必要不可欠です。

競合サイトや関連サイトとの比較

ECサイト運営では、競合他社の動向や施策を分析し、市場の変化に敏感に対応する必要があります。競合サイトや関連サイトと比較することで、自分の企業の強みと弱みを把握しましょう。
こうした比較は、自社がどのような戦略で利益を上げるか施策を立てる際に役立ちます。

時系列での分析

時間的な推移に基づく分析は、競合サイトや関連サイトと比較することと同様に重要だと言えます。小売業では、季節要因で売上が変動する商品が多いため、前年同期との比較が一般的です。
時系列データを用いた分析により、自社サイトの現状を把握することが可能です。ECサイトには、成長、成熟、衰退などの段階があります。ビジネスのフェーズに応じた施策を実施することで、より効果的な集客や販促につながります。

改善施策の立案

ECサイトの分析を行い課題を把握した上で、改善施策を立案しましょう。課題解決には、さまざまなツールや手法を駆使することが重要で、そのなかでもおすすめしたいツールがGENIEE SEARCHです。
GENIEE SEARCHは、Webサイト内の検索機能を向上させ、導線を改善するツールで、活用することで来訪ユーザが求める情報を即座に提供できるようになります。
ユーザエクスペリエンスやサイトの利便性向上に大きな効果があり、GENIEE SEARCHを使うことで、ユーザの行動やニーズを把握し、改善策を立案することができます。

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ECサイトの分析ツールおすすめ4選

ECサイトの分析ツールおすすめ4選

様々なECサイトの分析ツールが存在しています。なかでも人気なツールを4つ紹介します。それぞれ解説します。

1. Googleサーチコンソール
2. GoogleRankTracker
3. Googleアナリティクス
4. GENIEE SEARCH

1. Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、Webサイトの所有者が、自分のサイトをGoogleなどの検索エンジンで正しく認識させるためのツールです。このツールを使うことで、Webサイトのインデックス状況を追跡したり、WebサイトがGoogleの検索結果でどのように表示されているかをリアルタイムで確認したりすることができます。検索結果でのサイトの表示を確認したりすることができます。

また、検索クエリごとの検索結果へのクリック数やCTR(クリックスルーレート)、表示回数などのデータを詳細に分析することも可能です。これにより、特定のキーワードでの検索結果への表示やクリック率が低い場合には、コンテンツやメタデータを改善し最適化できます。
Googleサーチコンソールはサイト所有者とGoogleの間でコミュニケーションを取るための重要なツールでもあります。セキュリティの問題などに関する通知を受け取り、サイトマップを提出するなど、サイトのパフォーマンスやセキュリティに関する問題を把握して対処することができます。

2. GoogleRankTracker

GoogleRankTrackerは、サイトの検索順位をチェックできるツールです。また、Webサイトの持ち主やデジタルマーケターが検索エンジンでの順位を確認するためにも活用できます。
このツールを利用することで、特定のキーワードやフレーズに関連するページがGoogleの検索結果のどこに位置しているかを把握できます。SEOの効果を評価し、キーワードの選択やコンテンツを改善する際に役立つでしょう。

また、競合他社のランキング状況との比較も可能です。これにより、Webサイトの見え方やトラフィックの増加戦略を考えるために役立ちます。

3. Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Webサイトの閲覧デバイスに焦点を当てた戦略の検討や、ユーザ行動を理解し、離脱率の高いページの特定に活用できるツールです。
Webサイトやアプリへの訪問者数や行動、利用デバイス、地域などのさまざまなデータを把握できます。Googleアナリティクスを利用することで、どのページが人気で、どのコンテンツがユーザに最も価値を提供しているかを理解しやすくなるでしょう。

また、Google Analyticsではコンバージョンや目標達成率などの重要な指標を測定し、マーケティングキャンペーンやWebサイトの改善効果を評価するのに役立ちます。さらに、カスタムレポートやダッシュボードを作成して、特定のメトリクスやデータにも焦点を当てられます。
Google Analyticsは無料で利用でき、サイト規模に関係なくさまざまなユーザが利用しやすいツールです。さらに、ほかのGoogleサービスとの連携も強化され、Google広告やGoogleマーケティングプラットフォームとの連携では、広告キャンペーンのパフォーマンスをトラッキングして効果的に改善できます。

GENIEE SEARCH

「GENIEE SEARCH」は、Webサイトの内部検索機能に焦点を当てたデータ分析が可能です。
Google Analytics 4(GA4)のデータと連携し、ユーザのサイト内での検索行動に関する詳細な情報を提供します。
GENIEE SEARCHを利用すれば、Webサイト訪問者がサイト内で行う検索クエリやその結果に関する情報を分析することができます。これにより、訪問者の意図や検索結果の最適化など、重要な施策を打つことができます。

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まとめ

まとめ

ECサイトの分析は、ビジネスの効率性や競争力を強化するために重要です。顧客の購買行動や好みを理解し、効果的なマーケティング戦略や商品戦略を展開することができます。
同時に、競合他社との比較や市場トレンドの把握を通じて、自社のポジショニングや独自性を明確にすることも可能です。

ECサイトの分析を行えば、ユーザがサイト上でどのような行動をとり、どのような体験をしているかを把握することができます。ECサイトの分析はビジネスの成長や競争力を高める上で不可欠なものであり、特にユーザエクスペリエンスの向上に重要な役割を果たします。またデータに基づいた意思決定と改善を行うことで、顧客満足度の向上やビジネス成長にも貢献します。

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