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ECサイトのデータ分析手法とは?おすすめツール12選や手順、指標を解説


ECサイトのデータ分析手法とは?おすすめツール12選や手順、指標を解説

ECサイトにおいて、売上や顧客満足度を向上させるためには「データ分析」が欠かせません。
ECサイトのアクセスログや購買履歴を活用すれば、顧客のニーズや課題を可視化し、効果的な改善施策へとつなげられます。

本記事では、ECサイトで活用できるデータ分析の主な手法や手順、見るべき指標を解説するとともに、導入に役立つおすすめツール12選も紹介します。
また、記事内ではサイト内検索に関するデータを分析できるツール「GENIEE SEARCH(ジーニーサーチ)」についてもご紹介します。

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【目次】

売上向上につながる!ECサイトのデータ分析とは?

売上向上につながる!ECサイトのデータ分析とは?

「ECサイトの分析が必要」と認識していても、なぜ必要なのかを理解できていなければ、本質的な結果にはたどり着けません。

ECサイトの分析結果を最大限に活用するためには、目的を明確にし必要なデータを取得することが大切です。
ECサイトを分析する目的でもっとも重視されるのは、購入件数・単価などの目標を達成させるために何が必要かです。
目標達成のために何が足りないのかを分析結果から得られれば、改善点・指標を具体的に把握できます。

ECサイトデータ分析の重要性

ECサイトデータ分析の重要性


ECサイトの運営において、データ分析は顧客の行動や購買傾向を把握し、効果的な戦略を立てる上で大切な取り組みです。
データ分析を通じて、顧客のECサイト上でのさまざまな行動を可視化できるため、問題点や改善点を特定し、サイトのパフォーマンス向上につなげられます。
また、データに基づいた意思決定は、具体的な数値に基づくため、ECサイトの運営における戦略的な判断をより正確に下せるようになります。
さらに、データ分析を通じて市場の動向を把握し、競合他社との差別化を迅速に図れるため、先行者利益を得やすくなります。
ECサイトにおけるデータ分析は、ビジネスの成功に直結する重要な要素です。

データ分析の5つの手順

データ分析の5つの手順

ECサイトのデータ分析では、以下の5つの手順で実施することが一般的です。
ここでは、以下の手順について解説します。

  1. 目的・課題の明確化
  2.  仮説を立てる
  3. データを収集する
  4. 比較データを分析
  5. 改善策を実行

1. 目的・課題の明確化

データ分析の最初のステップとしてまず取り組むべきなのが、目的・課題の明確化です。
最初の段階で何を達成したいのか、どの問題を解決したいのかを具体的に定義づけできれば、データを有効に活用できます。
定義づけにおいて効果的な目的・課題の例は以下の通りです。

目的 ・売上を増加させたい
・CV率を高めたい
・離脱率を減少させたい
・リピータを増やしたい
課題 ・特定のページでの離脱率が高い
・サイト全体の離脱率が高い
・トラフィック数が少ない

これらの具体的な目的・課題が固まると、何についてデータ分析しなければならないかが明確になります。

ECサイトの集客は難しい?効果的な5つの方法を徹底解説

2. 仮説を立てる

明確化した目的・課題に対して行うべきなのが、解決に向かうための仮説を立てる作業です。
あくまで仮説であるため、結果的に間違っていたり、厳密に策定できなかったりしても構いません。
仮説の立て方の例を以下に記載します。

課題
  • 特定のページで離脱率が高い
原因の推測
  • UIが悪い
  • ページの読み込み速度が遅い
  • 情報量が少ない
解決策の検討
  • UIの改善
  • 無駄な装飾を減らしページを軽くする
  • リライトを施し情報量を増やす

解決策を検討し、確度が高いと想定されるものから順に検証に入るともっとも効率的です。
仮説が誤っていた場合は、再度検討を繰り返すことで、正しい改善にたどり着くことができるでしょう。

3. データを収集する

仮説の検証に必要なのが各種データで、どのようなデータが必要になるのかを検討しなければなりません。
検証に用いられるデータの例は以下の通りです。

検証に用いられるデータ例
◾️|カゴ落ち率
◾️|トラフィック数
◾️|CV率
◾️|クリック率
◾️|客単価 など

これらのデータは大枠のものであり、検証したい仮説によってはさらに粒度の細かいデータを取得する必要があります。

4. 比較データを分析

データの収集ができれば、次は分析です。
データ分析で大切な観点が「比較」です。
例えば、CV数を単体で捉えても、そこから把握・予測できる内容には限界があり、効果的な分析はできません。
以下のように、複数の比較対象を選ぶことで、より精度を高めることができます。

比較対象項目例
◾️|競合・関連サイト
◾️|期間・時系列
◾️|商材別
◾️|顧客セグメント
◾️|各目標値

これらの項目を比較してデータ分析を進めると、仮説の検証に役立ちます。
また、データ分析の際には一般的に「ABテスト」「統計分析」「ヒートマップ分析」の手法を用います。
比較とデータ分析に用いる手法を組み合わせて仮説の検証を進められれば、今後行うべき改善方法が明確になります。

5. 改善策を実行

データ分析の結果に基づき、実際のECサイト改善を行い効果を確認します。
ECサイトの改善は実行したら終わりではなく、必ずPDCAサイクルを回しながらより改善できる案を策定し実行するフローが大切です。
また、一度の実行で施策が成功した場合でも、PDCAサイクルを基に、さらに成果を最大化できる施策を検討する必要があります。

ECサイト分析を行う際に押さえておくべき改善ポイント

ECサイト分析を行う際に押さえておくべき改善ポイント
ECサイト分析を行う際に押さえておくべき改善ポイントは以下の2点です。

  • データを読み解く上で重要なのは比較すること
  • 売上に直結するKPIから優先的に確認する

ここでは、上記のポイントについて解説します。

データを読み解く上で重要なのは比較すること

ECサイトのデータ分析において、「比較」は重要な要素です。
比較を通じて初めてデータの意味や背景が明確になり、効果的な改善策を導き出せます。
比較に用いられる手法は以下の通りです。

手法 概要
時系列比較 過去のデータと現在のデータを比較することで、トレンドや季節性を把握できる
セグメント別比較 顧客属性やデバイス別にデータを比較すると、特定のグループにおける行動傾向や課題を把握できる
競合他社との比較 市場全体の動向や競合他社のパフォーマンスと比較すると、自社の立ち位置や強み・弱みを客観的に評価できる

上記の比較手法を活用すれば、ECサイトの現状を多角的に分析でき、的確な改善策を講じられます。

売上に直結するKPIから優先的に確認する

ECサイトの売上向上を目指す際に最初に注目すべきは「売上に直結するKPI」です。
KPIを優先的に確認・改善すれば、効率的な成果向上が期待できます。
KPIを設定する際は、以下の「SMARTの原則」に従うのがポイントです。

  • 具体的であること(Specific)
  • 計測可能であること(Measurable)
  • 達成可能であること(Achievable)
  • 関連性があること(Relevant)
  • 期限が明確であること(Time-bound)

上記の法則の内容に従えば、KPIの効果的な運用が可能となります。
具体的なKPIの指標については次項にて詳しく解説します。

ECサイト分析で見るべき13のKPI/指標

ECサイト分析で見るべき13のKPI/指標

ECサイトで参考にすべきKPIおよび指標は多岐にわたります。
ここでは、以下のKPI/指標について解説します。

  1. 売上高
  2. 利益率
  3. アクセス数(集客数)
  4. CVR
  5. カート離脱率
  6. 直帰率
  7. F2転換率
  8. リピート率
  9. 顧客単価
  10. LTV
  11. 顧客会員数
  12. ROAS
  13. ROI

1. 売上高

売上高は、一定期間内にECサイトで販売された商品の総額を示し、ビジネスの収益性が直接反映される重要な指標です。
例えば月間売上高を計測して、季節的なトレンドやキャンペーン、広告の効果を評価します。
また、製品・サービス別売上高であれば、人気商品や不調商品を把握することで、在庫管理や販売戦略の最適化に役立ちます。
売上高の定期的なモニタリングは、ECサイトの健全な成長を支える基盤となります。

2. 利益率

利益率は、売上に対する利益の割合を示します。
利益率も売上高と同様にビジネスの収益性を評価するためには欠かせない指標であり、種別としては以下の2つがあります。

種別 概要
粗利益率 ・売上高から売上原価を差し引いた額を売上高で割った金額を指す
・粗利益率を算出すれば、商品の原価と売価のバランスを評価できる
純利益率 ・総収入からすべての費用を差し引いた純利益を売上高で割った金額を指す
・純利益率を算出すれば、ECサイト全体の収益性を評価できる

粗利益率と純利益率の2つを分析すれば、ECサイトの運営が収益面でどのような状況なのかを把握できます。

3. アクセス数(集客数)

アクセス数は、一定期間内にサイトを訪れたユニークユーザーの総数です。
アクセス数が示す結果としては、サイトの認知度やマーケティング活動の効果などが挙げられます。
また、アクセス数を把握する際には、総数だけでなく流入経路別でも算出するとより効果的な分析が可能です。
観測すべき主な流入経路は以下の通りです。

  • 検索エンジン
  • リスティング広告
  • ダイレクトメール
  • SNS
  • 外部リンク

総アクセス数を観測すれば、集客の全体的なトレンドを評価できます。
一方で、流入経路別のアクセス数からは各チャネルの効果を特定し、効果的な集客手段を見つけられます。

4. CVR

ECサイトにおけるCVR(コンバージョン率)は、サイトを訪れたユーザーのうち、実際に購入に至った割合を示します。
CVRは、サイトのパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスを評価するために役立つ指標です。
CVRは%で示し、計算式は以下の通りです。

(コンバージョン数 ÷ 訪問数)× 100 = CVR(%)

一般的にECサイトの平均CVRは3%と算出されており、取り扱う商材にもよりますが、この数値を上回っているか否かで改善策を検討すると良いでしょう。
ECサイトでCVRが平均より下回る原因の例は以下の通りです。

  • 市場のトレンドの変化で需要が下がった
  • 何らかの理由でトラフィック数が下がった
  • 人気商品が売り切れて再入荷できていない
  • 広告費を下げた
  • ユーザー目線に欠けた運営になっている
  • 商品に対するターゲティング・訴求を間違えている
  • 競合サイトに商品・訴求などで負けている

自社のECサイトのCVRを算出後、平均より下回っている場合はこうした原因から仮説を立て検証を行うと、早期の改善が見込めるでしょう。

ECサイトのCVRが向上する改善方法10選!平均コンバージョン率も解説

5. カート離脱率

カート離脱率は、別名「カゴ落ち率」とも呼ばれる指標で、商品をカートに追加したものの、購入を完了しなかったユーザーの割合を示します。
カゴ落ちはECサイトの永遠の課題といっても過言ではなく、割合を0%にするのはほぼ不可能です。
ただし、ECサイトの発展には、カゴ落ちを0%に近づけるための施策が欠かせません。

カゴ落ちが起きる主な原因は以下の通りです。

  • ページの読み込み速度が遅く、購入画面への遷移がスムーズではない
  • 購入にアカウント登録が必要
  • 支払い手続きが複雑
  • 決済ページで意図しない追加料金が加算される
  • サイトの信頼性が低い
  • 支払い方法の選択肢が限られている
  • エラーで決済できない
  • 配送料が高い
  • 届くまでに日数がかかる
  • 返品条件が不明瞭
  • 商品検索の精度が低い・使いづらい

ユーザーがカゴ落ちに至る原因は多岐にわたり、いくつかの原因が絡み合っているケースもあるため、原因究明のためのデータ分析は非常に重要です。

 カゴ落ちとは?発生する10の原因とカゴ落ち対策も含めて解説

【2025年最新】カゴ落ち対策ツール10選!カゴ落ちの影響から対策まで徹底解説

6. 直帰率

サイトに訪れたユーザーのうち、1ページだけ閲覧し他のページに移動せずにサイトを離れた割合は直帰率として計測されます。
直帰率が高くなる理由は以下の通りです。

  • アクセスしたページに期待していた情報がなく興味を失った
  • 読み込み速度が遅い
  • UI・UXが悪く利便性が低い
  • 内部リンクが少ない

ECサイトの場合、構造的に商品ページから購入・決済ページに遷移するようになっているケースが多く、この動線に課題があることが直帰率が高い主な要因だと考えられます。
ECサイトでは、直帰率が高い原因がサイトのどこにあるのかを分析し、施策を打つことが必要です。

 直帰率の平均はどれぐらい?直帰率を確認方法・改善方法を解説!

7. F2転換率

F2転換率は、ECサイトにおいて初回購入者が2回目の購入に至る割合を示す重要なKPIです。
F2転換率は、以下の式で算出できます。

F2転換率(%) = 2回目の購入者数 ÷ 初回購入者数 × 100

例えば、初回購入者が1,000人で、そのうち400人が2回目の購入をした場合、F2転換率は40%となります。
F2転換率が高い場合、ECサイトは以下の状況にあるといえます。

  • 広告費の回収効率が向上している
  • 顧客のLTVが高い
  • ビジネスの持続可能性が高まっている など

F2転換率は、ECサイトの成長と収益性向上において欠かせない指標です。
継続的なモニタリングと施策の改善を通じて、顧客との長期的な関係構築に役立てましょう。

8. リピート率

リピート率は、一度購入した後一定期間内に再度購入したユーザーの割合を示します。
一般的にECサイトのリピート率は30~40%といわれており、算出するための計算式は以下の通りです。

(測定期間内のリピート顧客数÷累計新規顧客数)×100=リピート率(%)

リピート率は、顧客ロイヤルティを評価するために欠かせない指標であり、分析に用いれば現状のサイトの魅力度を推量し、リピータを増やすための施策を打ちやすくなります。
リピート率が向上すれば、ECサイトの売り上げが安定するため、万が一低い場合は優先的に改善したいポイントです。

ECサイトの平均リピート率とは?計算方法から6つの改善方法を徹底解説

9. 顧客単価

顧客単価は別名AOV(Average Order Value)とも呼ばれ、顧客一人の一回当たりの購入金額を指します。
ECサイトに限らず、原則小売業が売り上げを増加させるためには、購入する客数を増やすか顧客単価を上げるかのどちらかが必要です。
ECサイトの性質・運営状況にもよりますが、アクセス数を伸ばすことが難しい場合は、顧客単価の上昇を目指して改善案を打つ必要があります。
顧客単価を上げるために有効な施策は以下の通りです。

  • 商品の単価を上げる
  • アップセル・クロスセルを効果的に提案する
  • バンドル販売を設定する
  • 顧客が利用しやすい支払い方法を増やす

これらの施策を実行すれば一定の効果が見込めますが、例えば単価を上げる際に価格設定に失敗した場合、顧客単価を上げるどころか売れなくなる危険性もあります。
顧客単価の改善施策は、各種データを分析した上での慎重な判断が求められます。

10. LTV

LTV(Life Time Value/顧客生涯価値)は、一人の顧客との取引を始めてから終了するまでの総利益を指します。
一般的に、マーケティング業界では既存顧客の維持よりも新規顧客の獲得のほうがコストがかかるとされています。
そのため、既存顧客がどれだけ利益をもたらしてくれるかが重要なポイントとなります。
LTVの主な計算方法は次の2つです。

  1. 複数の指標から算出
    (平均購買単価 × 粗利率)×購買頻度×顧客の継続購買年数=LTV
  2. 粗利から算出
    (売上-原価)÷購入者数=LTV

LTVの考え方で注意すべきなのは、LTVを高めるための施策を必要以上に打ちすぎるとコスト増となり、最終的な利益が減少する可能性がある点です。
LTVを高める施策を検討する際には、顧客獲得にかかる費用を指す「CPA」との兼ね合いをチェックする必要があります。
LTVとCPAをデータ分析で明確化できれば、ECサイトでかけられる集客コストの限界点を把握し、恒常的な収益化が実現できます。

11. 顧客会員数

顧客会員数は、ECサイトに会員登録しているユーザー数を指します。
顧客基盤の拡大や広告・SEOなどのマーケティング施策の結果を推量するために役立つ指標です。
顧客会員数に対し売上高・利益率が下振れしている場合は注意が必要で、以下の現象が起きている可能性を考慮すべきです。

  • キャンペーン施策につられて登録しただけで、再度訪問していない
  • 魅力的な出品・顧客へのアプローチができていない

顧客会員数と売上高・利益率のバランスには常に留意しておくようにしましょう。

12. ROAS

ROAS(Return on Advertising Spend)は、ECサイトにおける広告の費用対効果を測定する指標です。
広告費に対してどれだけの売上が得られたかを示し、広告戦略の最適化や予算配分の判断に役立ちます。
ROASは、以下の式で算出できます。

ROAS(%) = 広告経由の売上 ÷ 広告費 × 100

例えば、広告費が50万円で広告経由の売上が250万円の場合、ROASは500%となります。
ROAS向上のために役立つ施策は以下の通りです。

  • アクセス解析ツールを活用して、効果的なターゲット層を特定
  • A/Bテストを実施して、効果的な広告デザインやコピーを選定する
  • 広告とランディングページの内容を一致させる
  • 広告チャネルを見直す など

定期的にROASをチェックし、施策の効果を評価・改善すれば、ECサイトの収益率を向上させられるでしょう。

13. ROI

ROI(Return on Investment)は、ECサイト運営において、投資した資金に対してどれだけの利益が得られたかを示す指標です。
広告費やシステム導入費、人件費などの総合的な投資に対する利益を評価し、施策の効果や経営判断の精度を高めるために活用できます。
ROIは以下の式で算出できます。

ROI(%)=(純利益 ÷ 投資額)× 100

例えば、ECサイトのリニューアルに500万円を投資し、1,500万円の利益を得た場合、ROIは300%となります。
ROI向上のために役立つ施策は以下の通りです。

  • SEO対策やリターゲティング広告、メールマーケティングなどを活用し、売上を伸ばす
  • 無駄な広告費の見直しや業務フローの効率化を図る
  • リピート購入の促進やアップセル・クロスセルの提案を行う など

ROIはROASと同様に定期的なモニタリングと施策の改善を行うと、投資の効果を最大化して売り上げの向上につなげられます。

【2025年】ECサイトの分析に役立つおすすめツール12選

【2025年】ECサイトの分析に役立つおすすめツール12選

ここでは、2025年最新版のECサイト分析に役立つおすすめのツール12選を紹介します。

  1. GENIEE SEARCH
  2. Google Analytics4
  3. Google Search Console
  4. Looker Studio
  5. User Insight
  6. RankTracker
  7. Microsoft Clarity
  8. EC-Dashboard
  9. Audience Analytics
  10. Ptengine
  11. AIアナリスト
  12. Mieruca

1.GENIEE SEARCH(サイト内検索)

1.GENIEE SEARCH(サイト内検索)

GENIEE SEARCHは、ユーザビリティの向上やCVRの改善を目的とした多機能なサイト内検索ツールです。
ECサイト向けには「GENIEE SEARCH for EC」を提供しており、Google Analytics4の連携機能により高度な検索結果の最適化も可能です。

ツール名 GENIEE SEARCH
機能
  • 検索キーワード入力時に商品画像と詳細ページへのリンクを表示
  • 候補語を表示し、検索キーワードの入力をアシスト
  • 検索画面での絞り込み・商品比較機能
価格 要お問い合わせ
URL https://www.bsearchtech.com/

EC分析ツールを導入してUX/UIを改善した事例

EC分析ツールを導入してUX/UIを改善した事例

衣類の小売・販売を行っている有限会社リストリクトでは、メンズ、レディースファッションブランドを扱うECサイトの「ARKnets(アークネッツ)」を運営しています。
ARKnetsが抱えていた課題や「GENIEE SEARCH」を用いた解決策、導入した効果は以下の通りです。

導入前の課題:
  • アパレル特有の多様なスペック(サイズ、カラー、ブランドなど)に対応した絞り込み検索を実装したい
  • 商品データを効率的に検索に活用したい
  • 商品カテゴリごとのランキングコを表示したい

 

解決策:
  • 「GENIEE SEARCH for EC」を導入し、Googleアナリティクスと連携して、ユーザーの行動データを活用した検索結果の最適化を実現
  • アパレル特有の複数スペックによる絞り込み機能を実装し、ユーザーが目的の商品を見つけやすくした
  • 商品データと検索システムを自動で連携させることで、データ更新の手間を削減
  • カテゴリごとにユーザーのニーズを反映したランキングコンテンツを自動生成する機能を導入

 

効果:
  • ユーザーが求める商品へのアクセスが容易になり、検索のミスマッチや離脱を軽減
  • ユーザーの興味・関心を反映したランキングコンテンツの自動生成により、サイトの魅力向上と購買意欲の促進を実現

ARKnetsの導入事例では、アパレルECサイトにおける検索機能の最適化と運用効率の向上に成功しています。

GENIEE SEARCHのARKnets導入事例 詳細はこちら

2.Google Analytics4

2.Google Analytics4

Google Analytics4(GA4)は、Googleから基本的に無料で提供されている多機能分析ツールです。ECサイトのみならず多くのサイトで分析に利用されています。
GA4ではユーザーがアクセスした瞬間から離脱までのサイト内での行動やユーザの属性などをトラッキングでき、以下のような内容を計測できます。

ツール名 Google Analytics4
機能
  • 流入経路、アクセスしたページ、セッション数、CV数、クリック数、ユーザが閲覧に利用したデバイスなどの計測ができる
  • 独自にカスタムすれば必要なデータをさらに効率よく取得できる
価格 要お問い合わせ
URL https://developers.google.com/analytics?hl=ja

3.Google Search Console

3.Google Search Console

Google Search Console(GSC)は、Google検索結果におけるサイトのパフォーマンスを管理・改善するために役立つ無料の分析ツールです。
ECサイトの運営では、SEO対策の成果を確認し、サイトの検索流入についての改善施策を検討する際に活用できます。

ツール名 Google Search Console
機能
  • 検索クエリ、クリック数、表示回数、平均CTR、平均掲載順位などの計測ができる
  • インデックス登録のリクエストが実行でき、新規に作成したページがすぐに検索結果に出るように設定できる
価格 無料
URL https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

4.Looker Studio

4.Looker Studio

Google CloudのLooker Studioは、直感的な操作でデータを可視化し、ビジネスインサイトを引き出すためのセルフサービス型BIプラットフォームです。
プログラミングの知識がない非エンジニア人材であっても、さまざまなデータソースに接続し、魅力的なレポートやダッシュボードを作成・共有できます。

ツール名 Looker Studio
機能
  • スコアカード、テーブル、ピボットテーブル、棒グラフ、地図など、多彩なビジュアル要素を簡単に追加できる
  • チームメンバーや関係者などとリアルタイムで共同編集が可能
価格 通常版:無料
Looler Studio Pro:要問い合わせ
URL https://cloud.google.com/looker-studio?hl=ja

5.User Insight

5.User Insight

User Insightは、株式会社ユーザーローカルが提供している分析ツールで、さまざまなソリューションに分割されています。分析はAIを活用しており、特にヒートマップとテキストマイニングに長けている分析ツールです。

ツール名 User Insight
機能
  • 専門知識がいらない直感的な操作で、AIが効率的にテキストデータを可視化する
  • 5つのヒートマップ分析機能があり通常のWeb解析ツールの数字のデータでは発見することのできない課題を誰でも簡単に見つける事が可能
価格 初期費用:50,000円
月額料金:
  • 〜50万PVまで:50,000円
  • 〜400万PVまで:100,000円
URL https://www.userlocal.jp/

6.RankTracker

6.RankTracker

ロンドンで開発されたRankTrackerは、検索エンジンのランキングを追跡し、キーワード戦略を最適化するために役立つ分析ツールです。
Googleのみならず、Yahoo!やBingの検索ランキングも追跡できます。

ツール名 RankTracker
機能
  • 自社サイトだけでなく競合サイトの検索順位もチェックできる
  • スケジュールを予約しておけば自動で順位をチェックしてくれる
  • サイト別、カテゴリー別にKWを分けることができる
価格 無料版:無料
プロフェッショナル版:16,999円/年
エンタープライズ版:39,999円/年
URL https://www.ranktracker.com/ja/

7.Microsoft Clarity

7.Microsoft Clarity
Microsoft Clarityは、2020年10月にローンチされた分析ツールで、無料でヒートマップ機能が使えます。

ツール名 Microsoft Clarity
機能 クリック、スクロール、ページ遷移、フォームへの入力、マウスの動きなど、ユーザーがサイト上で行った動作を録画できる
価格 無料
URL https://clarity.microsoft.com/lang/ja-jp

8.EC-Dashboard

8.EC-Dashboard
ECサイトや通販事業者向けに特化したデータ分析・可視化ツールです。複数のデータソースを統合し、売上や顧客行動、商品動向などを一元的に把握できるダッシュボードを提供します。

ツール名 EC-Dashboard
機能
  • 必要なデータをアップロードするだけで、可視化・分析済みのレポートが表示
  • 複数のECサイトを統合したレポートや分析も可能
価格 月額費用:5万円/月
初期費用:35万円〜
URL https://dashboard.kuroco.team/ec_2

 9.Audience Analytics

9.Audience Analytics
Audience Analyticsは、ビッグデータとAIを活用して、Webサイト訪問者の行動や属性を分析し、効果的なマーケティング施策を支援するDMPプラットフォームです。
タグをサイトに埋め込むだけで利用が開始でき、タグマネージャーや各種CMSにも対応しています。

ツール名 Audience Analytics
機能
  • 訪問者の属性・興味関心を基にペルソナを自動生成できる
  • ソースコードの編集が不要で、複数のデザインやコンテンツパターンを比較検証できる
価格 基本プラン:0円
データ活用プラン:20万円~/月
DMP分析レポートプラン:5万円~/月
URL https://juicer.cc/

10.Ptengine

10.Ptengine
Ptengineは、Webサイトの分析から改善までを一括で行えるオールインワンのWeb最適化プラットフォームです。
ノーコードで導入でき、マーケティング担当者やデザイナー、エンジニアなど、職種を問わず直感的に操作可能です。

ツール名 Ptengine
機能
  • ノーコードでのテスト作成が可能
  • セグメント分析やイベント分析などの詳細な分析機能が利用できる
価格 Free:無料
Growth:4,980円/月※
Premium:要お問い合わせ
※支払いは年一括払い
URL https://www.ptengine.jp/

11.AIアナリスト

11.AIアナリスト
AIアナリストは、Google Analytics4やGoogleサーチコンソールなどのデータを活用し、Webサイトの分析から改善提案、施策の管理・効果検証までを自動化するマーケティングDXツールです。
40,000以上のサイト分析実績とノウハウを基に、デジタルマーケティングの成果最大化を支援可能です。

ツール名 AIアナリスト
機能
  • 改善施策の効果検証を1クリックで実施
  • 広告アカウントの構成と運用品質を自動診断
価格 要お問い合わせ
URL https://wacul-ai.com/

12.Mieruca

12.Mieruca

ミエルカSEOは、SEOとコンテンツマーケティングの最適化を支援する統合型プラットフォームです。
キーワード戦略の立案からコンテンツ制作、効果検証、改善提案まで、SEOのPDCAサイクルを一貫してサポートする点が特徴です。

ツール名 ミエルカSEO
機能
  • 競合のリスティング広告の出稿キーワードや広告文、CPCなどを分析可能
  • ユーザーの検索意図をAIが自動で分類し、効果的なキーワード戦略を立案
価格 要お問い合わせ
URL https://mieru-ca.com/

ECサイトを分析する際の注意点

ECサイトを分析する際の注意点
ECサイトを分析する際の注意点は以下の通りです。

  • 分析結果に基づいて改善を進める
  • ユーザビリティを重視したサイト設計を行う
  • ユーザーからの信頼を構築する
  • 商品の魅力を的確に伝える
  • サイト改善のPDCAサイクルを継続的に回す

ここでは、上記の注意点について解説します。

分析結果に基づいて改善を進める

ECサイトの分析結果を活用して改善を進める際には、単にデータを確認するだけでなく、具体的なアクションに落とし込む施策が大切です。
分析から得られたインサイトをもとに、効果的な改善策の実施で継続的に成果を出すためのフローは以下の通りです。

  • 分析結果を具体的な改善施策に落とし込む
  • 優先順位を設定し、影響度の高い部分から改善する
  • 改善策の効果を測定し、継続的に最適化する

上記のフローで分析結果に基づいた改善を進めると、ECサイトの課題を効果的に解決し、売上や顧客満足度の向上につなげられます。

ユーザビリティを重視したサイト設計を行う

ECサイトの構築では、ユーザビリティを重視したサイト設計が、顧客満足度やCVRの向上に直結する重要な要素となります。
サイト設計の観点でユーザビリティを高めるためのポイントは以下の通りです。

  • シンプルでわかりやすいナビゲーションを設計する
  • モバイルファーストのデザインを心がける
  • ページの読み込み速度の最適化を図る
  • サイト全体で統一されたデザインやレイアウトを採用する
  • 購入までの導線を可能な限り簡略化する など

上記のポイントを念頭に置きつつ、定期的なユーザーテストやフィードバックの収集を活用して、継続的な改善を図るようにしましょう。

ユーザーからの信頼を構築する

ユーザーからの信頼を構築できる仕様となっているECサイトであれば、正確なデータを収集し分析に役立てられます。
ユーザーからの信頼を得られるECサイトの構築で意識すべきポイントは以下の通りです。

  • 会社概要や代表者のメッセージ、所在地、連絡先などの情報を明確に掲載し、透明性を持たせる
  • ユーザーのデータを保護する体制を整える
  • レビューを積極的に活用し反映させる
  • カスタマーサポートを充実させる など

ユーザーからの信頼を得るためには、サイト全体の設計や運営において、ユーザー視点での配慮が求められます。

商品の魅力を的確に伝える

商品の魅力を的確に伝えられているECサイトは、ユーザーの購買意欲を高め、コンバージョン率を向上させられます。
商品の魅力を的確に伝えるためには以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 商品のベネフィットを明確に伝える
  • 画像や動画も活用する
  • 魅力的なキャッチコピーを作成する
  • 実際の購入者によるレビューや体験談を掲載する
  • FAQを充実させる など

上記のポイントを意識して商品を掲載すれば、ユーザーに商品の魅力が的確に伝わり、実際の購入につなげやすくなるでしょう。

サイト改善のPDCAサイクルを継続的に回す

ECサイトの運営において、継続的な改善を実現するためには、PDCAサイクルを効果的に回していく体制が重要です。
ECサイトの改善におけるPCDAサイクルの概要は以下の通りです。

PDCAサイクル 概要
Plan(計画):
明確な目標設定とKPIの策定
ECサイトの現状を分析し、改善すべき課題を特定した後、具体的な目標を設定し、達成度を測るためのKPIを策定する
Do(実行):
計画に基づく施策の実施
計画で定めた施策を実行に移す
Check(評価):
施策の効果測定と分析
実施した施策の効果を、設定したKPIに基づいて評価
Action(改善):
次の施策への反映
評価結果を踏まえ、成功した施策は継続し、効果が薄かった施策は改善または中止する

上記の内容でPCDAサイクルを回していく際には、実際のデータに基づいて施策を判断しつつ、短期間で実行していくようにすると、より効果的な改善が可能です。

まとめ:ECサイトのデータ分析は売り上げの向上に直結する!

まとめ:ECサイトのデータ分析は売り上げの向上に直結する!

ECサイトの売上向上には、顧客体験の最適化とデータ分析結果に基づく継続的な改善が不可欠です。
特に、サイト内検索の精度はユーザーの購買行動に大きな影響を与えるため、データ分析を活用した改善が可能なツールの導入がおすすめです。

実施したデータ分析からサイト内検索を改善できるツールが「GENIEE SEARCH」です。
サイト内検索ツールのGENIEE SEARCHは、Google Analyticsとの連携により、ユーザーの行動データを活用して検索結果を自動で最適化し、検索のミスマッチやユーザー離脱を軽減できます。
また、検索結果の0件ヒットを防ぐ機能や、表記ゆれへの対応も備わっており、計測データを基にした詳細な分析やレポート機能も活用できます。
データ分析を活用したサイト内検索改善を検討している方は、ぜひ以下のリンクから一度お問い合わせください。

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