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ECパッケージとは?費用相場からおすすめ3社を紹介


ECパッケージとは?費用相場からおすすめ3社を紹介

ECサイトを立ち上げる際、何から手を付ければよいのか分からず、困ってしまう方は多いのではないでしょうか。
実際にシステム構築からECサイトの立ち上げ、運営までの全てを自社内で完結させる場合、膨大な労力と費用が発生します。そのような場合に役立つサービスが、さまざまな企業から提供されている「ECパッケージ」です。

ECパッケージを利用することで、自社が理想とするイメージにマッチした、優れたECサイトが手軽に実現できます。
本記事ではECパッケージについて、基本的な知識から費用相場、さらにはおすすめ3社を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。


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目次

ECパッケージの基礎知識

ECパッケージの基礎知識

まずは、ECパッケージについての基礎知識を確認していきましょう。
ECパッケージとは、ECサイトの運営に必要なソフトウェアのことです。名前の通り必要な機能がひとつのパッケージになっていて、サイト構築や顧客管理、決済処理やカタログ作成などあらゆる機能が含まれています。

ECパッケージを導入し、ECサイトを構築することで、運営作業の効率化を図ることが可能で、大企業から個人事業主まで幅広く利用することができます。
それでは、以下の項目に沿って、より具体的にECパッケージについて解説します。

  • ECパッケージの種類
  • ECパッケージの費用相場

ECパッケージの種類

ECパッケージと一言でいっても、実際は以下の5つに分類されます。この章では、それぞれのタイプについて詳しく解説していきます。

◾️|オールインワン型
◾️|プラットフォーム型
◾️|オープンソース型
◾️|カスタム型
◾️|マーケットプレイス型

オールインワン型

自社で独立したECサイトの構築を目指すのであれば、まずはオールインワン型から検討することをおすすめします。
オールインワン型は、サイトの立ち上げから運営に至るまで、必要となる機能を全て盛り込んだタイプになっています。

マーケティングやセキュリティに関するサポート体制も整っているため、初めての運営でも安心してスタートできます。
カスタマイズ性も比較的高く、商品の魅力を最大限訴求したい場合にはもちろん、ブランディングにも効果的に働きます。

各社がさまざまなパッケージを販売していますので、比較検討しながら最も適したサービスを選択するようにしましょう。

プラットフォーム型

プラットフォーム型は、企業が提供するプラットフォームを利用する形で自社サイトを構築、運営するシステムを指します。

一般的にはASP(Application Service Provider)とも呼ばれる種類であり、企業側でサーバを借りるといった手間を必要とせずにサイトを立ち上げられます。
コストを抑えながらも気軽に導入できるうえ、構築までのスピードも比較的早いので、すぐに自社サイトを運営したいと考えた場合には最適な選択肢になります。

一般的に無料、有料の2種類から選択できるので、はじめは無料で小さくスタートし、規模拡大に伴い有料へ移行してもよいでしょう。

しかし、有料にしてもプラットフォーム型以外のECパッケージと比較した時、利用できる機能やサイトのカスタマイズ機能は制限されてしまうことがあるため、理想のサイトを作り上げるという面ではどうしてもデメリットを感じてしまうことがあげられます。

オープンソース型

オープンソース型は、インターネットを通してサイト構築に必要な情報が公開されているシステムを指します。

技術力さえあれば誰でも、自由度が高くレベルの高いサイトが実現できます。公開されている情報から立ち上げていきますので、費用も大きく抑えられます。
通常であればECサイトの立ち上げには多額の費用が発生しますが、自由度が高いサイトを実現しながらも費用を抑えられることは大きなメリットといえるでしょう。

しかし、基本的にはサポート体制が無く、運営時に発生した課題に対しても自身で対応する必要があります。また、セキュリティ面の脆弱性が指摘されることもあるため、社内に高度な知識を持つ人材を有する場合などにおすすめの選択肢といえます。

カスタム型

カスタム型は、フルスクラッチとも呼ばれるタイプで、既存の仕組みを利用することなく、完全にゼロからサイトを構築する手法です。

もともとある形をベースに、理想の機能やデザインに寄せていくのではなく、自社が理想とするサイト構築を進められます。そのため、導入したい機能を全て実装可能で、既存のシステムとの連携などについても難なく対応することができます。
まさにオーダーメイドとも呼べる構築手法ですので、強いこだわりや、実現したいシステムイメージが明確な場合に最適な選択肢となるはずです。

しかし、ゼロからの立ち上げになるため、他のタイプと比較しても完成までに費用と期間が多くかかる点は注意しなければいけません。

マーケットプレイス型

マーケットプレイス型は、上記で紹介してきた中でも、最もサイト構築のハードルが低いタイプだといえます。なぜなら、店舗よりも「商品」の出品に特化しており、基本的には誰でも気軽にネットを通じた商品販売を開始できるからです。

代表的な事例では楽天やAmazonなどのモールやマーケットプレイス内に、自社店舗を展開して販売を開始します。そのため、専門的な知識がなくても、誰でも気軽にECサイト運営を始められます。

しかし、デザイン面で他者と画一的になってしまうため、ブランディングや差別化が難しいというデメリットもあります。

ECパッケージの費用相場

前述したパッケージごとの費用相場は、おおよそ以下の表のイメージです。

種類 初期費用 月額費用 販売手数料
オールインワン型 5万円〜500万円 10万円前後〜
プラットフォーム型 0円~100万円 数千円~数万円 売上等3%前後
カスタム型 1千万円〜 10万円〜
マーケットプレイス型 〜10万円 0円~数万円 売上等3%前後

ECパッケージを使用してECサイトを構築したあと、売上を上げていくことを最終的な目標とする場合は、ECサイトのマーケティング施策が重要となります。ECサイトのマーケティング施策については以下の記事にまとめていますのでご一読ください。

≫≫ ECマーケティングとは?EC担当者が見落としがちな施策を解説


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ECパッケージを導入するメリット

ECパッケージを導入するメリット

ECサイトの立ち上げにパッケージを導入するメリットは多数存在しています。
この章では、その中でも特にお伝えしたい、以下3点についてそれぞれ詳しくお伝えします。

  • コスト削減
  • 導入の​​手軽さ
  • セキュリティ対策が充実

コスト削減

ゼロベースでサイト構築を始めるには、膨大な手間と労力が必要となります。
もちろん、パッケージの導入については前述した通り、数百万単位の費用が発生する場合もありますが、その分人件費や手間などといったコストを削減できます。

幅広いカスタマイズの内容から、理想とするサイトイメージを共有するだけで、優れたECサイトが構築できるという意味では、大きくコストを削減できる手段だといえます。

近年EC市場は大幅な上昇を続けているため、パッケージを利用することで、迅速にECサイトを立ち上げ、商品をWeb上で販売するノウハウが蓄積されることは長期的に考えた際に大きなメリットがあるでしょう。

このような理由から、パッケージの利用は人件費、労力、時間といったコストの削減につながります。

導入の手軽さ

パッケージにはECサイトの立ち上げに必要となる、基本的な機能が備わっています。そのため、専門的な知識がない場合でも、手軽に本格的なサイトを立ち上げられるというメリットをもっています。
さらに運用面においても、商品の在庫管理だけではなく顧客、注文などの管理、メルマガの配信などといったマーケティング機能も充実しています。

このように、導入後も誰でも手軽に運用を行えることは、パッケージを利用する最も大きなメリットといえるかもしれません。

セキュリティ対策が充実

近年、ECサイトを通したクレジットカードの不正利用などの被害は増加傾向にあります。
従来の手口に対して対策を講じたとしても、すぐに新たな手口がうまれるなど、自社だけで常に適切な対策を行うには限界があるでしょう。

しかし、有料のパッケージを利用することで、多くの詐欺被害やウイルスからの攻撃に対して高いレベルでのセキュリティを維持できます。なぜなら、多くのパッケージサービスの開発内容などは、公表されていないことから、外部からの攻撃に強いという特長をもっているからです。

自社だけではなく顧客の安心のためにも、セキュリティ対策にはこだわる必要があるでしょう。

ECパッケージを導入するデメリット

ECパッケージを導入するデメリット

一見素晴らしく感じられるECパッケージですが、導入前に把握しておくべきデメリットも存在しています。
導入した後に後悔しないためにも、事前にしっかりと確認しておきましょう。

  • 機能の制限
  • テンプレートの制約

機能の制限

利用できる機能の制限については、特にプラットフォーム型のパッケージに多く見受けられるデメリットです。

例えば、通常のサイトであれば利用できるメルマガやクーポン発行の機能、ポイントなどの運営面で重要な機能が利用できないケースがあります。
有料プランへ移行することで、機能の利用が可能です。
検討するパッケージが、サイトを長期的に運用するうえで十分な機能をもっているのかどうかを、しっかりと検討して進める必要があるでしょう。

この点をしっかりと確認していれば、それほど大きなデメリットではありません。

テンプレートの制約

現在はさまざまなサイトが存在しているため、見栄えの悪いサイトはそれだけで顧客の離脱率に影響を与える可能性があります。そのため、テンプレートを利用した優れたサイトデザインが必要となりますが、パッケージの中にはこれらの選択肢に対して制約が設けられている場合があります。
他にも、長期的に運用するうえで、デザインのブラッシュアップを考える場合もあるでしょう。

このようなカスタマイズを行う場合にも、追加でコストが発生するケースがあります。利用できるテンプレートの種類が豊富か、どのような場合に追加費用が発生するのかを導入前にしっかりと確認しておきましょう。

おすすめECパッケージ提供会社

この章では、おすすめのECパッケージを提供する会社として、以下の3社を紹介します。

  • 株式会社インターファクトリー|ebisumart
  • 株式会社ロックオン|EC-CUBE
  • 株式会社ecbeing|ecbeing

株式会社インターファクトリー|ebisumart

株式会社インターファクトリー|ebisumart

株式会社インターファクトリーが提供しているebisumarは通常のECパッケージの場合に起こりやすい、「システムが古くなる」や「システム連携ができない」といった課題を解決するためにクラウド型のパッケージが採用されています。

クラウドの場合、常に最新のシステムでサイトを運用できるので、運用面でも顧客にとっても快適な環境が提供できるでしょう。

バージョンアップの頻度も週1回と頻繁に行われるうえ、運用側でのシステム更新の手間も発生しません。
また、クラウド型ということでサーバ管理の必要もないため、サイト運営の主な業務に集中して取り組めるでしょう。

導入事例は700社を超えており、運営会社は2020年にマザーズへと上場しています。今後も大きく伸長することが予想される、注目すべきパッケージです。

≫≫ ebisumartのサービスページはこちら

株式会社ロックオン|EC-CUBE

株式会社ロックオン|EC-CUBE

株式会社ロックオンが提供しているEC-CUBEは2020年に行われた調査によると、「月商1,000万円以上で利用されているシステム」利用件数において、第1位を獲得している人気のパッケージです。
サイトの構築から運営に関わる全ての機能が備わっていることはもちろん、圧倒的に優れたデザイン性が高い評価を集めています。

通常であれば高額な費用となるカスタム型のパッケージでありながらも、月額6,800円から利用できるコストの低さも大きなメリットです。
さらに、プラグインによって専門知識を必要とすることなく、誰でも簡単に決済面や集客、販促などに利用できる機能を追加できます。

高いカスタマイズ性能と費用のバランスが優れた、非常におすすめのパッケージとなっています。

≫≫ EC-CUBEのサービスページはこちら

株式会社ecbeing|ecbeing

株式会社ecbeing|ecbeing

株式会社ecbeingが提供しているecbeingは数あるECパッケージの中でもNo.1のシェアを誇り、2022年には流通総額が6,000億円を突破し、国内第5位の実績となっています。

導入サイトは1,500以上にものぼり、幅広い業界において活用されていることは大きな強みといえるでしょう。
大手企業にも利用されているという信頼感を持ちながらも、さらに営業体制が整っているため、顧客目線に立った考え方を元にさまざまな機能を提案してもらえます。

拡張性も高く、高機能なサービスではありますが、基本的には年商1億円規模のサイトを想定しているパッケージとなっています。そのため導入費用も比較的高額ではありますが、価格に見合った高品質のサービスが期待できます。

≫≫ ecbeingのサービスページはこちら

まとめ

まとめ

ECパッケージについて、基本的な知識から費用相場、さらにはおすすめの会社までそれぞれ解説してきました。

パッケージはサイト設計からEC運営に最適なシステム構築、さらにはマーケティング面などで強力な味方となってくれるでしょう。
現在では多くの企業がパッケージを販売していることから、さまざまなサービスが存在しています。そのため、自社が想定する運用内容や予算などに応じて、適切なパッケージを選択することがまずは重要になるでしょう。

また、サイトの売上向上には「サイト内検索の最適化」も欠かせない要素となります。
パッケージの選択と同時に、優れたサイト内検索の実装可否についても確認することをおすすめします。

≫≫ サイト内検索とは?3つのやり方・導入方法から活用事例までを解説


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