※本動画は、2024年2月2日収録のものです。ビジネスサーチテクノロジ株式会社は、2024年4月1日付で親会社である株式会社ジーニーと合併しました。
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インタビュー協力
株式会社マイナビ
コンテンツメディア事業本部 ふるさと納税事業部 ふるさと運営2部 ふるさと運営課 課長 菊地章一氏
マイナビの菊地と申します。
マイナビは、人材紹介サービスをメインに事業展開を行なっており、そのほかに、進学や結婚・子育てなど、さまざまなメディアサイトを運営しています。その一環として、2022年11月にマイナビふるさと納税サイトをオープンしました。
もともとマイナビでは、ふるさと納税のアフィリエイトサイトを運営していました。本来ふるさと納税には、寄付をきっかけに移住や観光など、地域を訪れ根付いてもらいたいという趣旨や自治体様の想いがあるのですが、実際には、返礼品だけがクローズアップされてしまっている課題があります。
弊社のメディアサイトを活かすことで、こうしたふるさと納税の課題を解決できるのではないかと考え、ふるさと納税事業を立ち上げました。
ふるさと納税サイトを訪れるユーザーは、既に応援したい自治体や寄付したい返礼品が決まっている場合も多く、その際に重要になってくるのが、検索した時に目的にあったものが表示されることです。
マイナビふるさと納税では、もともとシステムに備わっていたサイト内検索機能を使っており、意図した返礼品がなかなか表示されないという課題がありました。例えば、野菜の「ナス」を検索したつもりが、全く関係のない「浜茄子」柄の陶器が出てくるなど、明らかにミスマッチな検索結果になっていました。検索性の向上は、サイト立ち上げ当初の重要課題でした。
GENIEE SEARCHを選んだ最大の決め手は、実績の豊富さです。
ふるさと納税サイトが通常のECと異なるのは、取り扱う返礼品に他のふるさと納税サイトとの大きな違いがない点です。差別化のポイントとして重要になってくるのは、寄付したい自治体、返礼品により早くアクセスできるかです。
ふるさと納税サイトでは、求められる導線もECサイトとは異なるため、一からそのノウハウを構築していくとなると時間がかかります。さまざまなWebサイト支援を行なっておりノウハウを持つ御社と一緒であれば、スピーディーに課題を解消できるサイト構築ができると思いました。弊社の高い目標をいち早く達成するために、実績のあるツール導入が大事だと考え、GENIEE SEARCHの導入に至りました。
検索サービス導入後、検索回数やセッション数が顕著に増加しました。また、セッション数が大幅に伸びているにも関わらず、0件ヒット率(ユーザーが目当ての商品を見つけられなかった割合)が改善しています。
検索性が上がっていることは、サイトを見ても感じられますし、取り扱う返礼品が増えても、様々なニーズに合わせ適切な返礼品が表示されるようになっていると実感しています。
また、検索したキーワードと親和性の高い返礼品を検索結果に表示できるようになっただけでなく、ランキング機能やサジェスト機能を利用し、より早く目的の返礼品にたどり着けるようになりました。ランキング機能では、Google Analyticsと連携して、アクセスや寄付が多い返礼品をページ上位に表示するなど、見つけやすくするための工夫を行なっています。
2023年のデータでは、リピーターの寄付金総額に対し、検索の貢献割合が97%でした。ユーザー全体のコンバージョン率では、サイト全体と検索利用ユーザーの比較で、検索利用ユーザーのコンバージョン率が24ポイント高くなりました。検索性の向上により、サイトの使い勝手を良くしリピーターを増やしていくため、今後も改善を続けたいと思っています。
2,3年後にはふるさと納税サイトのトップ5に入ることを目標としています。サイト規模の拡大とともにセッション数が増加してもスムーズにサイト利用ができるよう、御社には協力いただきたいです。
また、ふるさと納税を通じて自治体が伝えたい情報を世の中にしっかり伝え、自治体、ユーザー、事業者の全員がWinWinになるような事業展開を進めていきたいです。
GENIEE SEARCH編集部
(X:@BST_hoshiko)
ECサイトや企業サイトにおける快適なユーザ体験を実現するための導線改善方法から、ECマーケティングの手法まで幅広く情報を発信しています。