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BtoB向けECプラットフォームおすすめ比較13選!選び方も解説

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BtoB向けECプラットフォームおすすめ比較13選!選び方も解説

BtoB取引に特化したECサイトの構築は、営業効率の改善や受注業務の自動化を実現する上で欠かせない手段です。
プラットフォームを利用すると、ECサイトの構築をスムーズに進められますが、さまざまなECプラットフォームが提供されており、自社に最適なサービスの選定は簡単ではありません。

そこで本記事では、法人取引に強いBtoB向けECプラットフォーム13選を紹介し、比較ポイントや選び方のコツをあわせて解説します。
また、記事内ではサイト訪問者の詳細な行動分析を可能にするサイト内検索ツールの「GENIEE SEARCH(ジーニーサーチ)」もご紹介します。

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【目次】

BtoB向けECサイトのプラットフォームとは?

BtoB向けECサイトのプラットフォームとは?

BtoB向けECプラットフォームとは、企業間取引において商品やサービスをオンラインで販売・購入するためのWebシステムを指します。
従来、電話・FAX・メール・紙などのアナログな方法が中心だった受発注や見積もり・請求・在庫管理などの業務をネット上で行えるようにし、効率化・自動化するために役立ちます。
BtoB向けECサイトのプラットフォームでは、単に商品を掲載して販売するだけでなく企業取引特有の複雑さに対応できる機能や設計が求められます。

BtoB ECとは?基礎知識や成功事例からおすすめプラットフォーム10選をご紹介

ECサイトプラットフォームのBtoB向けとBtoC向けの違い

ECサイトプラットフォームのBtoB向けとBtoC向けの違い

BtoB向けとBtoC向けのECサイトプラットフォームでは、求められる機能や設計思想が以下のように異なります。

項目 BtoC BtoB
顧客層 個人 法人
購入プロセス 比較的シンプル 複数の見積もり、承認フローが必要
価格設定 定価 法人ごとに異なる
注文量 少量の購入が中心 大量・定期的な発注が多い
決済方法 クレジットカード、電子マネー、オンライン決済など 掛け払い・請求書払いにも対応する必要がある
機能要件 シンプルな会員登録、わかりやすい商品検索、写真・レビューなど消費者向けのUI/UXが求められる 複雑な在庫管理や見積もり機能など法人特有の機能が求められる

BtoB向けのECプラットフォームを選ぶ際は、「個別契約や価格調整ができるか」「発注フローや承認プロセスに対応できるか」などの法人特有の要件を満たしていることを確認する必要があります。

BtoB向けECサイトプラットフォームの主な種類

BtoB向けECサイトプラットフォームの主な種類

BtoB向けECサイトプラットフォームはおもに以下の3つの種類に分けられます。

  • マーケットプレイス型ECサイト
  • Web受発注システム型ECサイト
  • 自社構築型ECサイト

ここでは、上記のプラットフォームについて解説します。

マーケットプレイス型ECサイト

マーケットプレイス型ECサイトは、複数の企業が商品を出品し、プラットフォーム運営者が販売の場を提供する形式のBtoB型ECです。
多くの買い手が集まる大型プラットフォームで、さまざまな商品を一括で比較検討できる点が強みです。
マーケットプレイス型ECサイトのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
  • 集客力が高い
  • 初期コスト・運用コストを抑えやすい
  • 運営サポートや物流・決済などのインフラが揃っている
  • 買い手側は複数店舗の商品を比較でき利便性が高い
デメリット
  • 価格競争が激しい
  • 独自性を出しづらい
  • プラットフォーム側が設定した手数料や規約に従う必要がある
  • 顧客との直接的な関係構築に制約がある

上記のメリット・デメリットから、マーケットプレイス型ECサイトは以下のような企業に向いていると言えます。

  • 自社でのEC運営経験が少なく、集客や販路拡大をまず重視したい企業
  • 自社商品のブランド力はまだそれほど高くないが販売チャネルを増やしたい販売者

マーケットプレイス型は、圧倒的な集客力のあるプラットフォームのもとで手軽に始められる点が強みですが、制約の多さが運用面での課題となる場合があります。

Web受発注システム型ECサイト

Web受発注システム型ECサイトは、既存の取引先との受発注業務を効率化することに特化したBtoB型ECの形態です。
通常は会員制でID・パスワードを用いてログインを行い、クローズドな環境で取引が行われます。
Web受発注システム型ECサイトのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
  • 受注側、発注側双方で入力ミス、転記ミスを削減できる
  • 業務スピードと可視性が向上する
  • 基幹システム・EDIなどとの連携が可能
デメリット
  • 新規顧客の獲得や販路拡大には不向き
  • 取引先の理解と協力が必要

上記のメリット・デメリットから、Web受発注システム型ECサイトは以下のような企業に向いています。

  • 取引先が限定されており、既存顧客との継続的な受発注がある会社
  • 電話・FAX・メールでの受発注が煩雑で、誤発注や伝達ミスがある事業者
  • 在庫・納期・仕様などを取引先共有し、データ連携で業務効率を高めたい事業者

Web受発注システム型ECサイトは、既存顧客との取引を円滑にする際に役立ちますが、新規顧客の獲得・販路拡大には向いていない点には注意が必要です。

自社構築型ECサイト

自社構築型ECサイトは、企業が独自のドメインで、デザイン・機能・商流ルールなどをゼロから、あるいは既存のプラットフォームをカスタマイズして構築・運営するBtoB ECの形態です。
ShopifyのようなSaaS・クラウド型を使う場合もあれば、フルスクラッチで構築するケースやパッケージ型をベースにカスタマイズを加えていくケースなど、さまざまな方法があります。
マーケットプレイス型やWeb受発注型と比べて自由度が高く、自社のビジネスモデルを反映しやすい点が特徴です。
自社構築型ECサイトのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
  • ブランディングしやすい・商習慣・取引ルール・機能を自社仕様に合わせ柔軟に設計できる
  • データを自社で管理できるため透明性が高い
デメリット
  • コストが高くなりやすい
  • 集客、認知、マーケティングを自社で全部行う必要がある
  • 成果が出るまで時間がかかることがある

上記のメリット・デメリットから、自社構築型ECサイトは以下のような企業に向いていると言えます。

  • 自社ブランドの世界観を強く打ち出し信頼性を高めたい企業
  • 独自の商流や取引先ごとのルールがある事業者
  • 業界に特化した商品や仕様が複雑な商品を扱っており、標準プラットフォームでは対応しきれない要件がある企業
  • 長期的視点でECを中核事業の一部と考えており、将来的な拡張や柔軟な機能追加を見据えている企業

自社構築型ECサイトは、サイト設計を柔軟に行えるためブランディングを強化しやすい一方で、コストが高くつきやすく成果が出るまでに時間を要する場合があります。

BtoB向けECサイトプラットフォームを構築するメリット

BtoB向けECサイトプラットフォームを構築するメリット

BtoB向けECサイトプラットフォームを構築するメリットはおもに以下の3つです。

  • 業務効率化とコスト削減
  • 新規顧客獲得と市場拡大
  • 顧客満足度の向上とデータ活用

ここでは、上記のメリットについて解説します。

業務効率化とコスト削減

BtoB向けECサイトを構築すれば、企業は受発注や在庫管理、請求業務などの煩雑な業務を大幅に効率化でき、結果としてコスト削減にもつながります。
従来、電話やFAX、メールを用いたアナログなやり取りでは、伝達ミスや書類の紛失、手入力などの作業負担が発生しやすく、対応に時間と人手を要していました。
ECプラットフォームを導入することで、、アナログ業務をすべてWeb上で完結できるようになり、入力ミスや確認作業を最小限に抑えられるようになります。
さらに、発注書や請求書といった帳票の電子化によって、印刷・郵送コストや保管スペースも不要になり、ペーパーレス化による経費削減も可能です。

新規顧客獲得と市場拡大

BtoB向けECサイトを導入すれば、企業は地理的な制約を超えて新規顧客を開拓し、市場をさらに拡大できます。
経済産業省の「令和5年度電子商取引に関する市場調査」によれば、2023年の日本国内BtoB‑EC市場規模は465兆2,372億円となり、前年比10.7%増と大幅に拡大しています。
また、BtoB‑ECの「EC化率」も40.0%と前年から2.5ポイント上昇しており、取引全体に占める電子取引の比重が確実に高まっています。
国内BtoB‑EC市場が着実に成長を続けているなか、オンライン上で商品情報や取引条件を適切に公開すれば、これまで営業や紹介ベースでは届かなかった遠方の企業からのアクセスが期待できます。
BtoB向けECプラットフォームの構築は、「既存客中心のビジネス」から「新たな販路・顧客基盤を開拓し成長を図る」ために欠かせない重要な戦略といえます。

出典:経済産業省|令和5年度電子商取引に関する市場調査

顧客満足度の向上とデータ活用

BtoB向けECサイトを導入すると、顧客満足度が飛躍的に高まり、さらにデータ活用によってマーケティングや商品開発が強化できるようになります。

BtoB向けECプラットフォームの導入が顧客満足度の向上につながる理由は以下の通りです。

  • 24時間365日いつでもどこからでも商品の検索や注文ができる
  • リアルタイムで在庫状況や納期が確認できる
  • 過去の注文履歴を閲覧し、再注文をスムーズに行える など

また、サイトを通じて蓄積された購買履歴・閲覧履歴などの顧客データを分析すれば、どの商品がどの企業でどのようなタイミングに求められているかを可視化でき、さらなる顧客満足度の向上を実現できます。
例えば、売れ筋カテゴリーや頻度の高い注文パターンを把握して、特定顧客向けにパーソナライズされた商品提案を行ったり、プロモーションを設計したりする施策がとれます。
この顧客満足度を上げるためのデータ分析では、外部ツールを用いるとさらに効果的です。

サイト訪問者の詳細な行動分析を可能にするのが、サイト内検索ツールの「GENIEE SEARCH 」です。
GENIEE SEARCHについては次項にて詳しく紹介します。

BtoB ECサイトの構築手法5選!市場規模やおすすめのパッケージをご紹介

サイト訪問者の詳細な行動分析を可能にするサイト内検索「GENIEE SEARCH」

サイト訪問者の詳細な行動分析を可能にするサイト内検索「GENIEE SEARCH」
BtoB向けECサイトでは、「誰が・いつ・どの商品を・どのように探しているのか」などの顧客の行動データを可視化・分析しサイト改善を行うことで売上の向上が可能です。
そのために役立つツールが、サイト訪問者の検索行動を可視化し、顧客ニーズを的確に捉えられるようになるサイト内検索の「GENIEE SEARCH」です。

GENIEE SEARCHは、ユーザーの検索行動や閲覧履歴をもとにリアルタイムで最適な検索結果を表示し、パーソナライズされた商品提案を実現します。
また、検索キーワードの入力ミスや表記揺れにも柔軟に対応し、ユーザーが欲しい商品にスムーズにたどり着ける環境を提供します。

さらに、閲覧データや検索ログの詳細な分析により、どのキーワードが成約に結びついているか、どこでユーザーが離脱しているかといった情報を可視化できるため、商品構成や販促施策の改善に活かせる点も魅力の一つです。
GENIEE SEARCHは、単なる検索ツールにとどまらず、「顧客理解」と「売上最大化」を実現する分析・改善支援ツールとして、BtoB ECサイトの運営において役立ちます。

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BtoB向けECサイトプラットフォームで確認すべき主要な機能

BtoB向けECサイトプラットフォームで確認すべき主要な機能

BtoB向けECサイトプラットフォームで確認すべき主要な機能は以下の通りです。

機能 概要
権限管理 担当者ごとに閲覧・操作できる範囲を制限
顧客別価格設定 数量割引・契約価格などを設定可能
検索 在庫・仕様・カテゴリーなどの条件での絞り込みや検索キーワードの表記揺れなどに対応した高度な機能
再注文 リピート発注を行いやすいような仕組みを提供
決済 掛け払い・分割払い・銀行振込など、企業取引に適した支払条件が設定可能
配送・納期 納期予測・配送オプション表示、納期遅延の情報共有など
見積もり 取引先との価格交渉や見積依頼に対応

上記の主要な機能をもとに、自社にとって必要な機能を確認し、導入の判断を行いましょう。

【目的別】BtoB向けECサイトのプラットフォーム構築方法の選び方

【目的別】BtoB向けECサイトのプラットフォーム構築方法の選び方

ここでは、BtoB向けECサイトのプラットフォーム構築方法の選び方を以下の目的別に解説します。

  • まずはコストを抑えて手軽に始めたい場合
  • 既存システムと連携して業務を最適化したい場合
  • 大量の取引や複雑な要件に対応したい場合
  • 将来的な成長に合わせて柔軟に対応したい場合

まずはコストを抑えて手軽に始めたい場合

初期費用を抑えて手軽にスタートしたい場合は、クラウド型・SaaS型のECプラットフォームが最適です。
クラウド型・SaaS型のECプラットフォームは、テンプレートや基本機能があらかじめ用意されており、専門的な知識が必要なく短期間・低コストで運用を開始できます。
また、月額課金制で導入ハードルが低く、受発注・顧客管理・見積機能など、BtoB取引に必要な最低限の機能を標準で備えているため、まずは事業を小さく始めたい場合にも適しています。
小規模事業者や新規事業の立ち上げフェーズで無理なくBtoB ECを始めたい方にとって、有力な選択肢といえるでしょう。

既存システムと連携して業務を最適化したい場合

すでに基幹システムや販売管理システムを運用している企業が、業務の効率化を目的にECプラットフォームを導入する場合は、API連携の柔軟性と高いカスタマイズ性を備えたサービスの選択がおすすめです。
API連携の柔軟性と高いカスタマイズ性を備えたサービスは、特に取引件数や商品点数が多く、得意先ごとに価格や決済条件が異なる中規模以上のサイトに適しています。
複雑な取引条件に対応するための、顧客別価格・商品制限・与信管理などの機能が備わっているかを確認しましょう。
また、導入後も安定運用できるように、技術的サポートやカスタマイズ支援が充実しているベンダーを選ぶようにしましょう。

大量の取引や複雑な要件に対応したい場合

取引件数が月に数千件以上、商品点数が膨大、多数の取引先や拠点を抱えているなど、大規模なBtoBビジネス向けにECサイトを構築したい場合は、フルカスタマイズが可能なクラウド型やオンプレミス型のプラットフォームが適しています。

フルカスタマイズが可能なクラウド型やオンプレミス型のプラットフォームなら、大量の受注処理・商品管理に対応するスケーラビリティはもちろん、複数の言語や通貨、複雑な価格設定や取引条件への対応力が可能です。
また、企業間の機密情報や決済データを扱うため、高度なセキュリティ機能を備えているか、ERPや在庫管理システムとのAPI連携が行えるかも選定時に重要なポイントです。

将来的な成長に合わせて柔軟に対応したい場合

現在は小規模でも、将来的に取引量や商品数の増加を見込む企業には、拡張性の高いECプラットフォームを選ぶのがおすすめです。
初期はミニマムな構成で導入し、事業の成長に応じて機能を段階的に追加できる設計であれば、段階的な拡張にも柔軟に対応できます。
例えば、API連携やヘッドレス構成に対応していれば、柔軟にUIを変更したり他システムとの統合を行ったりすることができ、将来的なチャネル拡大に対応できます。

BtoB向けECサイトプラットフォームサービスを比較する際の注意点

BtoB向けECサイトプラットフォームサービスを比較する際の注意点

BtoB向けECサイトプラットフォームサービスを比較する際の注意点は以下の通りです。

  • トータルコストと費用対効果は適切か
  • 既存システムとの連携性は十分か
  • BtoB特有の顧客ごとの商習慣に対応できるか
  • セキュリティや運用保守のサポート体制は万全か
  • 将来の事業成長に対応できる拡張性があるか
  • 販売促進における仕組みの機能が充実しているか

ここでは、上記の注意点について解説します。

トータルコストと費用対効果は適切か

BtoB向けECプラットフォームを比較する際は、初期費用の安さだけで判断せず、導入後にかかる総コストの把握が大切です。
月額利用料、追加機能のオプション費用、カスタマイズ費、基幹システムとの連携費、運用保守の外注費や人件費などのコストも含めて確認しましょう。
安価なプランに見えても必要な機能が有料のオプションとなっていたり、サポート体制が限定的で運用負荷が増えたりするケースでは、後々想定よりも費用が膨らむ場合があるため注意が必要です。

また、トータルコストに対し十分な費用対効果が得られるかを中長期視点で見極めた上で導入の可否を判断すると、コスト面での失敗を回避しやすくなります。

既存システムとの連携性は十分か

BtoB向けECサイトでは、販売管理・在庫管理・会計・CRMなど既存の基幹システムとの連携性が重要です。
業務効率化を目的とするシステム導入にもかかわらず、システム間でのデータ連携がスムーズでなければ、かえって手間が増えてしまいます。
既存システムとの連携性を確認する際のポイントは以下の通りです。

  • API連携の柔軟性
  • 対応フォーマット
  • 連携の実績や事例
  • 連携にかかる費用や期間 など

上記のポイントを押さえたプラットフォームであれば、リアルタイムで在庫や受注情報を同期し、入力ミスや業務負荷の軽減を実現できるでしょう。

BtoB特有の顧客ごとの商習慣に対応できるか

BtoB取引では、顧客ごとに異なる価格・見積対応・承認フロー・掛け払い・個別カタログ表示など商習慣が複雑であるため、これに対応できるプラットフォームを選定する必要があります。
例えば、得意先別の価格設定や支払い条件を自動反映される、見積→承認→注文の流れを再現できる、特定顧客だけに商品を表示できるといった機能は、BtoB取引には欠かせません
導入前にデモやトライアルで自社の取引ルールが適用できるかを確認した上で、柔軟性のあるプラットフォームを選ぶようにしましょう。

セキュリティや運用保守のサポート体制は万全か

BtoB向けECサイトでは、顧客情報や契約条件、価格などの機密性の高いデータを扱うため、セキュリティとサポート体制は重要なチェック項目の一つです。
セキュリティとサポート体制のそれぞれで確認すべきポイントは以下の通りです。
【セキュリティ】

  • 通信とデータの暗号化
  • アクセス管理機能
  • セキュリティパッチの対応頻度
  • 不正アクセスやDDoS攻撃への対策
  • 第三者認証の有無 など

【サポート体制】

  • 24時間365日の監視・障害対応
  • 日本語でのサポート窓口
  • データバックアップとリカバリー体制
  • サービスレベル契約(SLA)の有無と内容 など

上記のセキュリティ・サポート体制が整っているプラットフォームを選べば、安心してECサイトを運営できます。

将来の事業成長に対応できる拡張性はあるか

BtoB向けECサイトは、一度導入すると長期間利用するケースが多いため、将来の成長やビジネス変化に対応できる拡張性も大切です。
特に、API連携やモジュール追加が可能な構成、多言語や各国通貨への対応、スケーラブルなインフラを備えたサービスであれば、再構築する必要が無く、段階的に機能や規模を広げられます。
導入時の要件だけでなく、「数年後に必要になるかもしれない機能」にも対応できるかを基準に選ぶと、コストの最適化と持続的な事業成長を実現できます。

販売促進における仕組みの機能が充実しているか

BtoB向けECサイトにおいても、売上向上には販売促進機能が欠かせません。
顧客の購買意欲を高めてLTVを伸ばすのに役立つ以下のような機能がプラットフォームで利用できるかを事前に確認するようにしましょう。

  • クーポン発行
  • キャンペーン管理
  • 関連商品のレコメンド
  • メルマガ配信
  • SNS連携
  • SEO対策
  • アクセス解析連携
  • 問い合わせや資料請求フォームの設置機能 など

上記の機能が充実していれば、営業負担を軽減しながら効率的に顧客との接点を持ち、売上拡大を狙えます。

BtoB向けECサイトのプラットフォームおすすめ13選を比較

BtoB向けECサイトのプラットフォームおすすめ13選を比較

ここでは、BtoB向けECサイトのプラットフォームのおすすめを13選紹介します。

  1. ecbeing BtoB
  2. アラジンEC
  3. W2 BtoB向けECプラットフォーム
  4. EBISUMART
  5. Bカート
  6. ecWorks
  7. Shopify Plus
  8. makeshop
  9. 楽楽B2B
  10. COREC
  11. CO-NECT
  12. サブスクストアB2B
  13. ec-cube.co

1.ecbeing BtoB

1.ecbeing BtoB

ecbeing BtoBは、法人取引専用のECプラットフォームです。
業界・商材・商習慣に応じて柔軟に機能追加・調整ができ、大規模・複雑な要件にも対応可能です。

商品名 ecbeing BtoB
会社名 株式会社ecbeing
URL https://www.ecbeing.net/b2b/
機能
  • 得意先別の商品表示
  • 見積発行機能
  • 受注管理
  • 注文状況の可視化
  • 請求・与信管理
  • 外部連携 など
料金 要お問い合わせ

2.アラジンEC

2.アラジンEC
アラジンECは、電話・FAXなど従来の注文方法をデジタル化して、受注をWebに移行できるBtoB ECパッケージです。
5,000社以上のBtoB取引企業での導入実績があり、業種・業態を問わず幅広く活用可能です。

商品名 アラジンEC
会社名 株式会社アイル
URL https://aladdin-ec.jp/
機能
  • 得意先別の商品表示
  • 得意先別の単価表示
  • 得意先別決済制御
  • ログイン・見積機能
  • 品番入力発注機能 など
料金 要お問い合わせ

3.W2 BtoB

3.W2 BtoB
W2では、BtoC向け・越境EC向けなどのプラットフォームを提供しており、BtoB向けも提供されています。
BtoB向けでは、受発注の自動化、取引先別管理、BtoB と BtoC の統合・併用などの機能が利用可能です。

商品名 W2 BtoB
会社名 W2株式会社
URL https://www.w2solution.co.jp/w2_btob/
機能
  • 受発注
  • BtoBとBtoC の統合運用
  • 高度なマーケティング支援・分析
料金 要お問い合わせ

4.EBISUMART

4.EBISUMART
EBISUMARTは、クラウド型のEC構築プラットフォームです。
拡張性・カスタマイズ性が高く、自社の成長に合わせて機能追加やシステム連携がしやすい点が特長です。

商品名 EBISUMART
会社名 株式会社インターファクトリー
URL https://ebisumart.com/top.html
機能
  • 受発注
  • APIを使ったカスタマイズ
料金 従量課金プラン、固定料金プラン
初期費用:300万円〜
月額費用:
基本保守料金+カスタマイズ機能保守費用+オプション利用料金+アクセス費用(従量課金プラン:変動、固定料金プラン:固定)
レベニューシェアプラン
初期費用:1,000万円〜
月額費用:毎月の売上金額の2.5%〜

5.Bカート

5.Bカート
Bカートは、BtoB専用のECプラットフォームです。
スモールスタートが可能であり、カスタマイズなしにアプリを追加して業務を広げていける点が魅力の一つです。

商品名 Bカート
会社名 株式会社 Dai
URL https://bcart.jp/
機能
  • 受発注、請求、営業のデジタル化
  • API・アプリストア連携
  • 販売促進・新規開拓
料金 初期費用:80,000円
月額費用:9,800~79,800円

6.ecWorks

6.ecWorks
ecWorksは、スモールスタートでBtoB ECを短期間かつ低コストで導入したいニーズに応えるプラットフォームです。
将来的に「ecbeing BtoB」へ移行しやすい設計となっている点も特徴的です。

商品名 ecWorks
会社名 株式会社ecbeing
URL https://www.ecbeing.net/ecworks/
機能
  • テンプレート
  • 取引先別価格表示
  • 注文履歴閲覧
料金 月額費用:130,000円~
初期費用:500,000円~

7.Shopify Plus

7.Shopify Plus
Shopify Plusは、大規模ブランドや急成長中のEC事業者を対象としたShopify のエンタープライズ向けプランです。
Shopify のアプリマーケットやパートナーエコシステムを活用すれば、機能追加やカスタマイズも容易に行えます。

商品名 Shopify Plus
会社名 Shopify Japan 株式会社
URL https://www.shopify.com/jp/plus
機能
  • 顧客別価格、カタログ表示
  • 柔軟な決済機能
  • 多言語対応
料金
1年契約:$2,500
3年契約:$2,300
※ビジネス構造が通常よりも複雑な場合は変動プラットフォーム手数料を別途適用

8.makeshop BtoB

8.makeshop BtoB
makeshop BtoBは、ネットショップ作成支援・マーケティング支援・運用受託などをワンストップで提供するECソリューションです。
ECサイト構築に必要な標準機能に加え、マーケティングツールや運用代行など、売上拡大・業務効率化を支援する機能が豊富なのが特長的です。

商品名 makeshop BtoB
会社名 GMOメイクショップ株式会社
URL https://www.makeshop.jp/main/btob/
機能
  • 取引先別価格表示や決済制御
  • 見積書、領収書発行機能
  • アクセス制限
  • CRM連携
料金 プレミアムプラン:13,750円
エンタープライズプラン:55,000円
※基本料金に別途追加費用が発生します

9.楽楽B2B

9.楽楽B2B楽楽B2Bは、卸売・受発注業務をWeb化して、自動化・効率化を実現できるBtoB ECシステムです。
自動化・効率化により、入力ミスや処理時間を削減し、営業や販促活動に注力できる体制を構築できます。

商品名 楽楽B2B
会社名 株式会社ネットショップ支援室
URL https://raku2bb.com/about/
機能
  • FAX注文書読み取り
  • Webでの受注管理
  • データ分析
料金 要お問い合わせ

10.COREC

10.COREC
COREC は、BtoBの「受注・発注」をWeb上で簡単に管理できるクラウド型システムです。
80,000社以上に導入されており、幅広い業界で活用されています。

商品名 COREC
会社名 株式会社ラクーンコマース
URL https://corec.jp/
機能
  • API、外部連携
  • 受注・発注のWeb化
料金 受注側:2,980円
発注側:1,480円

11.CO-NECT

11.CO-NECT
CO‑NECTは、アナログで行われている受発注業務をWebでデジタル化する受発注システムです。
ISO 27001の認証を取得しており、システムの開発・運用・カスタマーサポートにおけるセキュリティ体制が整っていることが特長です。

商品名 CO-NECT
会社名 CO-NECT株式会社
URL https://biz.conct.jp/
機能
  • スマホ・PC対応の注文発注インターフェース
  • 受注業務代行
料金 受注側:要お問い合わせ
発注側:3,000円

12.サブスクストアB2B

12.サブスクストアB2B
サブスクストアB2Bは、法人・卸向けのBtoB定期販売・受発注カートシステムです。
定期通販(サブスク)・卸売取引・見積発行・請求・入金管理など、BtoB・サブスク両対応の機能を利用できます。

商品名 サブスクストアB2B
会社名 テモナ株式会社
URL https://subscription-store.com/subsc-store-b2b
機能
  • マルチチャネル販売
  • 既存システムとの統合
  • 自動化・ワークフロー
料金 要お問い合わせ

13.ec-cube.co

13.ec-cube.co
ec‑cube.coは、オープンソースECシステム「EC‑CUBE」のクラウド版です。
ダウンロード版の自由度やカスタマイズ性を保ちつつ、サーバー保守・セキュリティ・運用面の負荷を抑えられています。

商品名 ec-cube.co
会社名 株式会社イーシーキューブ
URL https://www.ec-cube.net/lp/co/
機能
  • 独自ドメイン対応
  • 豊富なプラグイン・テンプレート
料金 要お問い合わせ

BtoB向けECサイトプラットフォームのよくある質問

BtoB向けECサイトプラットフォームのよくある質問

ここでは、以下のBtoB向けECサイトプラットフォームのよくある質問とその回答について紹介します。

  • ECサイトとEDIはどのように違うの?
  • BtoB向けECサイト導入期間はどれくらい?
  • BtoB向けECサイト運用に必要な体制や人材は?

ECサイトとEDIはどのように違うの?

ECサイトは、「ネット上で顧客が操作して購入や注文を行う場」や「人が画面を通じて手動で取引を進める手段」を指します。
一方、EDIは「企業間の取引データをシステム同士が自動的にやり取りする仕組み」や「裏側で連携を担う技術」を指します。
ECとEDIは役割が異なりますが、例えばECサイトで受けた注文をEDIを通じて自動処理すると、業務全体の効率化が図れます。
イメージとしては、ECサイトが顧客と接する「表の窓口」、EDIはその裏で動く「自動処理役割」と捉えると、両者の関係性がより理解しやすくなるでしょう。

BtoB向けECサイト導入期間はどれくらい?

BtoB向けのECサイトを導入するまでに必要な期間は、使用するプラットフォームの種類やカスタマイズの規模によって大きく変動します。
例えば、クラウド型やSaaS型のサービスであれば、早ければ数週間、長くても数ヶ月で立ち上げが可能です。
一方で、ゼロから開発するフルスクラッチ型や、他の業務システムとの大規模な連携を伴うプロジェクトでは、半年から1年以上を要する場合もあります。

導入の流れとしては、まず最初に要件を明確にし、その内容に合ったプラットフォームやベンダーを選定します。
次に、設計・開発、または設定作業を行い、テスト工程を経て本番環境での運用を開始します。
スムーズな導入を実現するためには、十分な準備期間を確保し、各フェーズに必要な人員・リソースをあらかじめ見積もっておくことが重要です。

BtoB向けECサイト運用に必要な体制や人材は?

BtoB向けのECサイトを円滑に運用していくためには、複数の役割を担う人員や体制の整備が求められます。
例えば、商品情報の登録やサイト更新を行う運用担当、販売データの分析やプロモーション施策を企画するマーケティング担当、問い合わせ対応やクレーム処理を行うカスタマーサポートなどが必要です。
また、営業部門や受発注管理を担当する部署との密な連携も欠かせません。
もし自社内に十分な人材を確保できない場合は、外部パートナーに運用管理やマーケティング支援を委託することも有効な手段の一つです。

まとめ:BtoB向けECサイトプラットフォームを構築してビジネス成長につなげよう

まとめ:BtoB向けECサイトプラットフォームを構築してビジネス成長につなげよう
BtoB向けECサイトのプラットフォーム構築は、業務効率化・コスト削減・新規顧客獲得・顧客満足度の向上などの多くのメリットをもたらします。
特に近年は、場所や時間の制約を受けずに取引が可能になる点から、多くの企業が受発注業務のオンライン化を進めています。
また、ECサイト上に蓄積される購買履歴や行動データを分析すれば、営業やマーケティングの施策にも活用でき、継続的な売上拡大を狙えます。

BtoB向けECサイトのデータ活用を支援するソリューションとしておすすめなツールが、サイト内検索の「GENIEE SEARCH」です。
GENIEE SEARCHは、サイト内検索を通じて訪問者の検索キーワードや離脱ページ、商品閲覧の傾向などを可視化し、パーソナライズされた商品提案やコンテンツ改善につなげます。
今後さらに市場が拡大すると予想されるBtoB ECで事業を成長させるため、まずは自社に最適なECプラットフォームとデータ活用ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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ENIEE SEARCH編集部

GENIEE SEARCH編集部
(X:@BST_hoshiko

ECサイトや企業サイトにおける快適なユーザ体験を実現するための導線改善方法から、ECマーケティングの手法まで幅広く情報を発信しています。

監修者:森本 葉月

監修者:森本 葉月

企業サイトやECサイトにおけるブランディング向上やUX改善につながる情報を発信。主にセミナー・SNS・メルマガ・プレスリリース等の企画運営を担当。

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