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ShopifyのBtoB ECサイト成功事例7選!構築方法や注意点を解説

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ShopifyのBtoB ECサイト成功事例7選!構築方法や注意点を解説

BtoB取引のデジタル化が進むなかで、多くの企業がShopifyを活用してECサイトを構築し、業務効率化や売上拡大を実現しています。
しかし、BtoB ECにはBtoC向けとは異なる独自の課題や構築時の注意点も存在します。
そこで本記事では、Shopifyを活用したBtoB ECサイトの成功事例を7つ厳選して紹介し、導入時のポイントや注意点をわかりやすく解説します。
また、記事内ではShopifyのBtoB ECサイトでも活用できるサイト内検索ツールの「GENIEE SEARCH(ジーニーサーチ)」についてもご紹介します。

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【目次】

BtoB向けECサイトとは?

BtoB向けECサイトとは?

BtoB向けECサイトとは、企業同士の取引をネット上で完結させる仕組みです。
従来のFAX・電話・レガシーEDI(通信手段に固定電話回線を用いる古いデータ交換の仕組み)で行っていた業務をECサイトに置き換えることで、在庫・価格確認や納期回答、注文履歴からの再発注などのプロセスの自動化が可能です。

BtoBでは「取引先ごとの契約価格・掛け率」「与信や掛け払い」など、BtoC向けECサイトとは異なる特有の要件に対応しなければならず、要件定義の段階で必要な内容を具体的に洗い出し、対象業務・責任分界・連携仕様を含めて設計する必要があります。
BtoB向けECサイトは「営業・CS・業務のデジタル化基盤」であり、市場拡大とともに要件が高度化しているため、ニーズに即した設計が求められます。

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ShopifyでBtoB向けECサイトを構築するメリット

ShopifyでBtoB向けECサイトを構築するメリット

ShopifyでBtoB向けECサイトを構築するメリットはおもに以下の3点です。

  • 低コストでスピーディーに始められる
  • 豊富な機能と拡張性で事業成長に合わせられる
  • 専門知識がなくても運用できる

ここでは、上記のメリットについて解説します。

低コストでスピーディーに始められる

Shopifyは、低コストかつスピーディーにBtoB向けECサイトを構築できるプラットフォームで、初期費用を大幅に抑えられる点が大きな魅力です。
Shopifyでは、月額制のサブスクリプションモデルを採用しており、最も安価なプランであれば月額数千円から利用を始められます。

また、ECサイト運営に必要な商品管理、決済、在庫管理、配送設定などの基本機能があらかじめ備わっており、一から開発する必要がありません。
さらに、Shopifyには豊富なテーマやアプリが用意されており、これらを活用すればデザインや機能面のカスタマイズも容易に行えます。
Shopifyの初期費用を抑えながらスピーディーに公開まで進められる点は、企業の競争優位性を実現する上で重要な項目の一つといえます。

豊富な機能と拡張性で事業成長に合わせられる

Shopifyは、BtoBビジネスの成長段階に合わせて柔軟に対応できる機能と拡張性を備えたECプラットフォームです。
特に、法人取引で求められる「顧客ごとの価格設定」「企業アカウントの管理」「請求書払い」などの機能を提供しており、複雑化しやすい企業間取引にも対応できます。

また、Shopifyの大きな強みが、7,000種類以上のアプリが揃うアプリストアとAPI連携です。
アプリストアとAPI連携を活用すれば、在庫管理システムや会計ソフト、ERP(Enterprise Resource Planning)などの既存業務ツールとの連携が容易になり、業務効率化を図れます。
必要な機能を段階的に追加していくことができるため、最小構成でスタートし、事業の成長に応じてスムーズに拡張していける点がShopifyの魅力です。

専門知識がなくても運用できる

Shopifyは、ITの専門知識がない企業担当者でも簡単に扱えるよう設計されており、BtoB向けのECサイト運用を効率化できる点が大きなメリットです。
管理画面は直感的な操作が可能で、商品登録や在庫の更新、注文確認などの日常業務を迷うことなく行える仕様になっています。
HTMLやプログラミングのスキルがなくても、基本操作はマウスとキーボードだけで完結できるため、IT人材が不足している企業でも安心して導入・運用が可能です。

また、Shopifyにはデザイン性の高いテーマ(テンプレート)が多数用意されており、その中から好みのデザインを選ぶだけで、プロ品質のECサイトを構築できます。
テーマは色の変更やロゴの差し替え、レイアウトの調整なども管理画面から簡単に行えるため、外部デザイナーやエンジニアに依頼する必要はありません。

さらに、近年では「AIストアビルダー」などの生成系ツールも登場しており、キーワードを入力するだけでECサイトの初期設計が完了するなど、利便性も向上しています。
Shopifyは専門知識がなくても操作・運用がしやすいため、限られたリソースを効率的に使って本来注力すべき業務にリソースを割ける環境を整えられます。

ShopifyのBtoB ECサイト成功事例7選

ShopifyのBtoB ECサイト成功事例7選

ここでは、以下のShopifyのBtoB ECサイトの成功事例を7選紹介します。

  1. 生活の木
  2. 京都醸造
  3. ダイソー
  4. カンロ株式会社
  5. SHOP COPACK
  6. AGRI
  7. INE

1.生活の木

アロマ・ウェルネス用品を扱う「生活の木」は、従来の独自ECシステムで以下の課題を抱えていました。

  • B2CとB2Bの機能が混在し、双方にとって使い勝手が悪いUIとなっていた
  • 店舗とECで顧客データが分断され、パーソナライズや統合的な体験の提供が困難だった
  • FAX注文や債権管理などB2B業務のアナログ運用による負荷が増大していた

上記の課題を解消するため、生活の木はShopify Plusを導入して、これまで同一サイト内で運用していたBtoCとBtoBを分離し、それぞれの顧客に最適化したUI・UXの提供を開始しました。
その結果、ユーザー満足度の向上とパーソナライズされたマーケティングやサービスを実現できました。
また、Shopify Flowや連携アプリを活用した業務自動化により、ポイント付与や顧客管理、帳票出力などの作業負担が軽減され、スタッフは戦略的業務に集中できるようになりました。

B2B専用サイト「ビジネススマート」では、業態別の価格・商品制御や一括注文フォームを導入し、顧客利便性と転換率を向上させています。
今後はLINEを活用した新規顧客の取り込みや、シンガポールを皮切りとした越境EC展開も予定されており、国内外でのさらなる成長が期待されます。

2.京都醸造

京都醸造は、2015年に設立されたクラフトビール醸造所です。
アメリカとベルギーのビール製法を融合させた独自スタイルのビールを、京都を拠点に年間50種類近くリリースし、おもに飲食店向け(BtoB)に販売しています。
BtoBとBtoC両面の注文管理にはShopifyを導入し、在庫・発送・分析などの業務効率化に成功しました。
今後は缶ビール製造や季節商品の展開、越境EC、アンテナショップの開設も予定しており、京都を拠点にクラフトビール文化のさらなる普及を目指しています。

3.ダイソー

100円ショップのDAISOは、実店舗中心のビジネスからECへの本格参入を進め、BtoBサイト「オンラインショップ」とBtoCサイト「ネットストア」をShopify Plusで統合・強化する戦略を採用しました。
当初は法人向けのまとめ売りからスタートし、ユーザーの「1個から買いたい」という声に応える形で、わずか8ヶ月でBtoCサイトを開設しました。

Shopifyの活用によりノーコード開発・スピード構築・在庫管理の効率化を実現し、両サイトを1つのプラットフォームで統合運用した結果、運営効率を飛躍的に向上させました。
特にBtoCサイトでは、全国配送やSKU数の拡大、YouTubeショッピングやShopify Flowによるセグメント配信、在庫アラートといった機能を活用し、2021年から2022年にかけて売上400%、トラフィック249%の成長を達成しています。

ユーザー数も150万人を超え、オーガニック流入が全体の7割を占めるなど、顧客ニーズを的確に捉えた施策が成果を上げています。
今後は店舗受け取りや既存サイトの統合を進め、ECとリアル店舗をシームレスにつなぐOMO戦略を強化していく計画です。

4.カンロ株式会社

老舗菓子メーカー・カンロ株式会社は、コロナ禍による直営店の休業を契機にEC事業を再スタートし、2021年に「Kanro POCKeT」をShopify Plusで本格展開しました。
Kanro POCKeTはブランド情報とECを一体化したプラットフォームとして構築され、以下の多彩なShopify機能を活用しています。

  • LINE連携によるシングルサインオン
  • 在庫通知アプリ「Back in Stock」
  • 実店舗との統合管理が可能な「Shopify POS Pro」
  • 従業員向けのBtoB機能 など

上記の機能を活用したKanro POCKeTで、流通総額(GMV)は前年比175%、リピート率1.3倍、LINE連携ユーザーの8割がマーケティング活用に同意するなど、顧客基盤と売上の拡大に成功しました。
今後はOMOを推進し、リアル店舗との連動やイベント販売、今後のアップセル施策にも取り組む計画です。

5.SHOP COPACK

SHOP COPACKは、洗練されたデザインの店舗什器を取り扱う専門企業です。
Shopifyを導入し、顧客が商品選定をしやすいよう、視覚的な訴求力を重視して多数の画像を活用し、小型什器から大型什器まで幅広くラインナップを分類したBtoB向けのECサイトを展開しています。
カテゴリごとに似た製品を並べて比較できるなど、利用者が理想に近いアイテムを効率的に見つけられる構成となっています。
また、サイト全体の導線設計が明快で、すっきりとしたデザインの中にも、必要な情報へ素早くたどり着ける工夫が随所に見られるなど、使いやすさに優れたBtoB ECサイトです。

6.AGRI

AGRIは、小売業や外食産業、宿泊施設などを対象に、ワインの輸入および卸売を手がけている企業です。
AGRIは、長年行ってきた営業担当者との対面を中心とした取引スタイルを維持しつつ、BtoB ECサイトの運営を進めていました。その取り組みの一環として、Shopifyを導入し業務の効率化を実現しました。
完全な自動化には踏み切らず、担当者を介在させ、取引先ごとの価格設定や、銀行振込での決済など、個別のニーズに応じた柔軟な対応を可能にしています。

7.INE

INEは、IT分野の専門スキルを習得したい人材を対象に、オンラインで学べるITトレーニングプログラムを提供している企業です。
エンジニアやIT関連の職種を目指すユーザー向けに、幅広いカテゴリの学習コンテンツが揃っており、実践的なスキルを体系的に学べる設計となっています。
サイトはShopifyを基盤に構築し、直感的で使いやすい構成と、学習者のレビューや動画コンテンツを効果的に配置することで、学びを継続しやすい工夫も施されています。
個人向けの「B2Cプラン」と、法人利用を想定した「B2Bプラン」の切り分けも明確で、どちらのユーザーにもスムーズな導線が確保されています。

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ShopifyでBtoB ECサイトを構築する方法

ShopifyでBtoB ECサイトを構築する方法
ShopifyでBtoB ECサイトを構築する方法はおもに以下の3つです。

  • 新規でECサイトを開設する
  • 既存のShopifyのECサイトにBtoBの設定を行う
  • Shopifyc PlusでBtoB向けECサイトを開設する

ここでは、上記の方法について解説します。

新規でECサイトを開設する

Shopifyで新規でECサイトを開設する手順は以下の通りです。

1. Shopifyアカウントを開設する
まずは Shopify の公式サイトにアクセスし、アカウントを作成
2. 基本設定と商品登録
アカウントが作成できれば、ストア名、決済方法、送料・配送地域、税金設定などの基本情報を入力し、商品情報(SKU、価格、商品画像、説明文など)を登録
商品数が多い場合は一括登録(CSV インポートなど)が効率的
3. BtoB機能の設定
Shopifyの管理画面で、BtoB取引に必要な「企業アカウント」「顧客ごとの価格設定」「請求書払い」などの設定を行う。
4. サイトデザインの構築と公開
テーマ(テンプレート)を選択後、ロゴ、配色、フォントなどブランドに沿った見た目の調整を行い、公開前には住所入力や決済方法、送料計算、価格表示など、BtoB取引で重要な要素を含めたテストを実施する

上記の手順を踏めば簡単にShopifyで新しくBtoB ECサイトを開設できます。

既存のShopifyのECサイトにBtoBの設定を行う

すでにShopifyでECサイトを開設していて、BtoB設定を追加したい場合の手順は以下の通りです。

1.BtoBアプリの選定と導入
Shopifyアプリストアから「Wholesale Hub」「BSS B2B & Wholesale Solution」などのBtoB向けアプリを選んでインストール
顧客ごとの価格設定や最低注文数、請求書払いなどを設定
2.顧客グループの作成と設定
顧客をBtoB専用グループに分けて、価格・商品表示をカスタマイズ
タグ機能やShopifyの「企業アカウント」機能を活用すると効率的
3.BtoB専用機能の有効化
アプリで掛け払い、注文制限、承認フローなどを設定
4.既存データとの連携と運用開始
既存の顧客・商品・在庫データを連携し、テスト運用を経て本番公開

上記の手順で既存のShopifyストアに BtoB機能を追加でき、BtoCとBtoBどちらにも対応した運営体制を整備できます。

Shopifyc PlusでBtoB向けECサイトを開設する

Shopify Plusは、通常のShopifyプランと比べて、大規模かつ複雑なBtoB取引に対応できる高度な機能が標準で備わっている上位プランです。
カスタマイズの自由度も高く、拡張性に優れた構築が可能なため、本格的な法人取引に最適なプラットフォームを構築できます。
Shopifyc PlusでBtoB向けECサイトを開設する手順は以下の通りです。

1. BtoB機能の有効化
Shopify Plusの管理画面から、法人向け機能を有効にする
2. 企業アカウントの作成
取引先企業ごとにアカウントを登録し、拠点・価格リスト・決済条件を紐づけると、顧客ごとに異なる商品表示や価格設定が可能になる
3. 決済方法と請求書の設定
請求書払い(Net Terms)や承認制の注文フローなど、BtoBに適した決済方式を設定
4. BtoB専用テーマのカスタマイズと公開
企業顧客向けに最適化されたテーマを選定し、ロゴやカラー、表示内容をカスタマイズしてプレビューで確認後、サイトを公開する

Shopify Plusは、これらの作業をノーコードで進められるなど、非エンジニア人材でも対応可能な点が強みです。

ShopifyでBtoB ECサイトを構築する際の注意点

ShopifyでBtoB ECサイトを構築する際の注意点ShopifyでBtoB ECサイトを構築する際の注意点は以下の通りです。

  • 既存の基幹システムとの連携をどうするか
  • 運用体制をどう整えるか
  • BtoB特有の機能(価格設定・承認フローなど)の要件整理

ここでは、上記の注意点について解説します。

既存の基幹システムとの連携をどうするか

ShopifyでBtoB向けECサイトを構築する際に、必ず検討すべきポイントの一つが「既存の基幹システムとの連携」です。
ShopifyではAPI機能が豊富に用意されており、在庫システム・ERP・CRM・会計ソフトなどと柔軟に連携できます。
また、iPaaS(クラウド型ミドルウェア)や専用アプリを活用すれば、リアルタイム同期や自動化も可能です。
しかし、Shopifyと基幹システムとの連携には、技術的な知識や一定の開発コストが必要となります。
特に、レガシーシステムとの統合やカスタム要件が多い場合には、Shopifyパートナーやシステム開発会社を利用するとシステム連携を安全に進められるでしょう。

BtoB取引では、法人ごとの価格設定や支払条件など複雑な条件管理が求められるため、複数のシステム間でこれらの情報を正確に連携し、一貫性を保つことが非常に重要です。
早い段階で連携設計を行い、ECサイトと基幹業務の両面で効率化を実現できる体制を整えておきましょう。

運用体制をどう整えるか

ECサイトは構築して終わりではなく、公開後の運用体制こそがサイトの成功にとって重要です。
特にShopifyを使ってBtoBやBtoCのECサイトを運営する場合、商品の登録・更新、在庫や注文の管理、顧客対応、マーケティング施策など、多岐にわたる業務を安定して行うための体制整備が求められます。
運用体制を整える際に着手・検討すべき項目は以下の通りです。

項目 概要
運用に必要な業務内容と役割分担を明確にする サイト更新、商品登録、顧客対応、キャンペーン運用、アクセス解析など、日々の業務をリストアップし、それぞれ誰が担当するのかを決めておくと、トラブルや情報の見落としを防止できる
社内にEC運営のノウハウがない場合は、外部のShopifyパートナーや制作会社に一部業務を委託する 技術的なカスタマイズやアプリ設定、SEO対策などをプロに任せると、限られたリソースでも効率的に運用が可能となる
運用チーム内での情報共有や業務の標準化を行う 更新手順や顧客対応のルール、マニュアルを整備すれば、誰が対応しても一定の品質を保てる

上記の項目にあるような適切な人材配置や外部パートナーの活用、業務フローの見直しを実施して、長期的に成果を出せるECサイト運営を目指しましょう。

BtoB特有の機能(価格設定・承認フローなど)の要件整理

BtoB向けECサイトをShopifyで構築する際には、BtoCとは異なる商習慣に対応するための機能要件を、事前にしっかりと整理しておく必要があります。
例えば、BtoBの場合は同じ商品でも取引実績や契約内容に応じて価格が異なるため、柔軟な価格管理機能が求められます。
また、複数の担当者による注文の承認フローや、掛け払い・請求書払いなどへの対応も、BtoB取引では欠かせない要素です。
しかし、BtoB ECサイトに必要な機能はShopifyの標準機能だけでは網羅できないことが多く、Shopify Plusで提供されるBtoB機能や、Wholesale Club、B2B Wholesaleなどの専用アプリの導入が必要になるケースもあります。
自社独自のフローに対応させるために、カスタム開発が必要になることもあるため、構築前には以下のような内容を踏まえた要件整理が欠かせません。

  • 取引先別の価格リストが必要か
  • 最低注文数の設定は必要か
  • 注文承認のステップを何段階に設定するか
  • 与信管理や請求処理の方法をどうするか など

事前準備が不足していると、構築後に「想定していた機能が実装できない」「追加開発が必要になりコストが膨らんだ」といったトラブルが発生しかねないため、慎重な検討が必要です。

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BtoB ECサイトにおいて、取引先ごとに異なる価格や商品構成を適切に表示させる機能は、顧客満足度の向上と業務効率化の両面で欠かせません。
取引先ごとに異なる価格・商品構成を適切に表示させるために役立つツールが、サイト内検索の「GENIEE SEARCH」です。
GENIEE SEARCHは、高精度な検索体験を提供する、クラウド型のサイト内検索エンジンです。
従来のBtoB  ECサイトの「検索で商品がヒットしない」「目的の商品にたどり着けない」といった課題を解消し、ユーザーの回遊性や購入率の向上をサポートします。
2025年には、BtoB EC向けに「顧客ごとに異なる商品・価格を出し分ける機能」が正式リリースされ、より高度な検索体験を実現できるようになりました。

GENIEE SEARCHのこのBtoB向け機能を導入すれば、ログインしている取引先の属性に応じて以下の最適化が可能です。

  • 顧客別に異なる価格を検索結果に反映
  • 非取扱商品や非公開商品を検索結果から自動で除外
  • 在庫状況の更新を自動反映
  • SKU単位で商品可視性を制御できる柔軟な設定

こうした法人顧客ごとにカスタマイズされた購買体験により、商品検索から注文完了までのスムーズな流れを実現します。
GENIEE SEARCHは、Shopifyとの組み合わせによってBtoB向けの会員制サイトでも精緻な出し分けと高度な検索体験を提供できるため、BtoB領域でEC強化を目指す企業におすすめです。

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Shopifyで構築したBtoB向けECサイトについてのよくある質問

Shopifyで構築したBtoB向けECサイトについてのよくある質問ここでは、Shopifyで構築したBtoB向けECサイトに対する以下のよくある質問とその回答を紹介します。

  • ShopifyでBtoB向けECサイトを構築するなら、どのプランがおすすめ?
  • Shopifyで海外企業とのBtoB取引もできますか?
  • Shopify PlusじゃないとBtoB ECサイトは開設できませんか?
  • BtoB向けECサイトの運営中にプラン変更はできますか?
  • 後払いの設定はできますか?

ShopifyでBtoB向けECサイトを構築するなら、どのプランがおすすめ?

BtoB向けECサイトをShopifyで構築する際には、将来的な拡張や業務効率を考慮し、「Shopify Plus」の導入がおすすめです。
特に、企業ごとに異なる価格設定や決済条件、承認フローが必要なケースでは、Plusプランでなければ対応が難しい場合があります。
一方で、小規模な卸売りや初期段階のテスト導入であれば、Basicプランにアプリを追加してスタートし、事業の成長に応じてPlusへの移行を検討する方法も有効です。

Shopifyで海外企業とのBtoB取引もできますか?

Shopifyでは海外企業とのBtoB取引にも対応可能です。
多言語・多通貨機能が標準搭載されており、国際配送や現地通貨での決済もスムーズに行えます。
特にShopify Plusを利用すれば、国や地域ごとに異なる価格設定や通貨、言語、配送条件などを細かくカスタマイズできる「Shopify Markets」や、複数の海外向けストアを展開できる「エクスパンションストア」機能も利用可能です。
また、企業アカウントの管理、掛け払い、請求書払い、注文承認フローといったBtoB向けの高度な機能も標準で備わっているため、各国の商習慣に合わせた柔軟な取引が実現できます。

Shopify PlusじゃないとBtoB ECサイトは開設できませんか?

Shopify PlusでなくともBtoB向けECサイトの構築は可能です。
BasicやGrow、Advancedプランでも、アプリを活用すれば「顧客ごとの価格設定」や「限定公開商品」など、BtoBに必要な機能を追加できます。
ただし、取引量が多い・複雑な価格設定が必要・請求書払いなど法人特有の商習慣に対応したい場合は、Shopify Plusを利用すると標準機能で対応できるため、運用がスムーズになります。
小規模スタートなら通常プランとアプリの併用、大規模・本格展開ならShopify Plusがおすすめです。

BtoB向けECサイトの運営中にプラン変更はできますか?

Shopifyではいつでもプランの変更が可能です。
例えば、最初はBasicプランでスタートし、事業が成長して機能が足りなくなった場合には、管理画面から簡単に上位プランへ切り替えられます。
反対に、事業規模が縮小した際にはダウングレードも可能です。
柔軟なプラン変更機能により、BtoBビジネスのフェーズに応じた最適な環境を維持できる点も、Shopifyの強みです。

後払いの設定はできますか?

Shopifyは後払い(請求書払い)にも対応可能です。おもに以下の2つの方法で後払いの設定を行えます。

  1. Shopify PlusのBtoB機能を利用する:Shopify Plusなら、企業アカウントごとに後払いを設定して請求書払いでの取引が可能
  2. 外部サービスと連携する:Shopifyアプリを通じて国内のBtoB後払いサービスと連携

事業の規模や取引条件に応じて最適な方法を選ぶと、法人顧客にとって使いやすく、かつ自社の回収リスクを抑えた運用を実現できます。

まとめ:ShopifyでBtoB向けECサイトを成功させよう

まとめ:ShopifyでBtoB向けECサイトを成功させよう
Shopifyは、BtoB取引に必要な機能や拡張性を備えた柔軟なECプラットフォームです。
小規模な事業者は通常プランとアプリの併用、より高度な機能が必要な企業はShopify Plusを活用すれば段階的なスケーリングが可能です。
サイト運用を成功させるためには既存システムとの連携や運用体制の構築、BtoB要件の整理といった事前準備が不可欠で、検索性や商品情報の見せ方も、顧客満足度を左右する重要なポイントとなります。

検索性や商品情報の見せ方の改善に役立つツールが、顧客ごとの契約条件に合わせて商品や価格の表示内容を制御できるサイト内検索の「GENIEE SEARCH」です。
GENIEE SEARCHなら複雑な商品構成や価格体系にも対応でき、法人顧客ごとに最適な購買体験を提供できます。
Shopifyの導入とあわせてGENIEE SEARCHを活用すれば、BtoB向けECサイトの成果を最大化し、業務効率と売上向上の両立を実現できます。

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ENIEE SEARCH編集部

GENIEE SEARCH編集部
(X:@BST_hoshiko

ECサイトや企業サイトにおける快適なユーザ体験を実現するための導線改善方法から、ECマーケティングの手法まで幅広く情報を発信しています。

監修者:森本 葉月

監修者:森本 葉月

企業サイトやECサイトにおけるブランディング向上やUX改善につながる情報を発信。主にセミナー・SNS・メルマガ・プレスリリース等の企画運営を担当。

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