SEO対策やサイト離脱対策に苦慮していませんか?AIサイト内検索システムを導入すればユーザの離脱率低下やパーソナライズ化が可能です。この記事ではAIサイト内検索システムと従来のキーワード検索システムとの違い、導入するメリット、おすすめのAIサイト内検索ツールを紹介します。
AI搭載型のサイト内検索システムとは、AI技術を使って従来のサイト内検索システムよりも検索補助機能や応答能力が向上した検索システムです。AIサイト内検索では、機械学習や自然言語処理などの技術により、ユーザの検索行動に対し、より簡潔で正確な回答を返すことができます。これまで以上に来訪者のニーズに幅広く対応できるAIサイト内検索システムです。
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AIサイト内検索と従来のキーワード検索ではどのような違いがあるのでしょうか。具体的な検索機能を見ていきましょう。
1. 質問文で検索可能 2.機械学習機能 3.パーソナライズ機能 |
AIサイト内検索では文章による検索が可能です。例えば、従来のキーワード検索では「AIサイト内検索 導入」などとワードごとで区切って検索していたところ、AIサイト内検索では「AIシステムを導入する方法を教えて」や「AIシステムを導入するメリットを教えて」といった文章で検索できます。従来のキーワード検索に比べ、検索キーワードを考える必要がなく、自分が知りたい情報にダイレクトにアクセスできます。
AIサイト内検索は機械学習アルゴリズムを利用してユーザの行動などを学習することができます。どの検索結果がクリックされたか、どのような内容へのアクセスが多いのかを解析し、ユーザに最適な検索結果を表示します。
機械学習を繰り返すことでAIサイト内検索はユーザごとの好みに応じた検索結果の表示が可能になります。時期や地域を考慮し、ユーザのニーズに合致した商品の在庫情報を広告として表示することも可能です。
自然文での検索や機械学習によるパーソナライズが可能なAIサイト内検索を導入することで、ユーザが得られるメリットの一部を紹介します。
1. 質問文による検索で探す時間を削減できる 2. 機械学習で表記ゆれ辞書を自動生成できる 3. AIによるサポートで顧客生涯価値(LTV)が向上する |
前述した通り、AIサイト内検索では文章による質問で検索することができます。ユーザは文章を使って知りたい情報を正確に検索することができ、従来の検索キーワードを検討し、何度も入力しなおして検索する時間を省けます。
AIサイト内検索の機械学習により表記ゆれ辞書を自動で作成できます。AIサイト内検索ではユーザが検索窓に入力した検索クエリや検索後のユーザ行動のログを解析し、表記ゆれがあるキーワードが入力されても作成した辞書から正しいクエリを探しだし、ユーザが求める検索結果を表示します。表記ゆれ対策を工数をかけて行う必要がなくなります。
AIサイト内検索によりユーザニーズに応じた検索結果の最適化や表記ゆれ対策が行われることで検索システムのパーソナライズ化が進みます。ユーザにマッチした検索結果の提供で、顧客満足度が向上し、ユーザのリピーター化につながります。AIサイト内検索の導入は、結果的に顧客生涯価値(LTV)を向上させるといえます。
AIサイト内検索は既存のWebサイトにAI検索機能を導入することで、Webサイトのコンテンツを解析し、ユーザーの検索意図に応じた最適な検索結果を提供します。ここではAIサイト内検索の活用場面をご紹介します。
1. 情報が探しにくいサイト内での検索 2.カスタマーサポートや顧客が使用するFAQサイトでの検索 |
AIサイト内検索は、難解な用語が掲載された金融や製薬会社のWebサイトや大量の情報が掲載された行政のWebサイトなどで活用されています。例えば、神戸市が運営する4つのサイトでは計3万ページもの情報が掲載されていましたが、AIサイト内検索システムを導入することでどのサイトからでもユーザが必要な情報を見つけられるようになりました。この施策により、神戸市が運営するサイトの離脱率が低下したといいます。
カスタマーサポートセンターでもAIサイト内検索が採用されています。顧客からの問い合わせを受けるカスタマーサポートセンターでは、電話を受けながら社内のFAQサイトやマニュアルを検索する必要があり、業務量が多い課題があります。AIサイト内検索システムを導入することで、顧客との会話中に内容を音声認識し、最適なFAQやマニュアルを提示してくれるなど、顧客対応の効率化と、オペレーターの技量による差を平準化できます。
ここまでAIサイト内検索の特徴やメリットをご紹介しましたが、具体的なサービスを紹介していきます。
ツール名 | 会社名 | 特徴 |
GENIEE SEARCH | 株式会社ジーニー |
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ユニサーチ | ユニバーサルナレッジ株式会社 |
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Yext Answers | 株式会社エクレクト |
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ZETA SEARCH | ZETA株式会社 |
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goo Search Solution | NTTドコモ株式会社 |
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特徴 | 機能 | 金額 | URL |
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月額5万円~(ページ数、月間検索数により変動) | https://www.bsearchtech.com/ |
GENIEE SEARCHは株式会社ジーニーが展開するAIサイト内検索サービスです。国内サイト内検索サービス業界最長の20年以上展開しており、900社以上の導入実績があります。GENIEE SEARCHは企業向けサイト内検索プランとEC向け商品検索プランを展開しており、両者のニーズに応じて導入を支援します。特に人気の高い画像付きサジェストは、ユーザがキーワードを検索する際に商品画像付きのサジェストが表示され、クリックすると直接商品ページに遷移できる機能です。サイト内検索サービスのリーディングカンパニーとして充実したサポートがあることも特徴です。
特徴 | 機能 | 金額 | URL |
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要問合せ | https://unisearch.jp/product/ |
ユニバーサルナレッジ株式会社が展開する「ユニサーチ」はECサイトに特化したAIサイト内検索サービスです。ユニサーチでは購買行動データをリアルタイムに分析することで検索結果のランキングを自動で最適化します。また、顧客の検索データに基づきそれぞれの好みに応じた検索結果を表示するほか、検索結果がゼロであっても絞り込み条件を自動で緩和し検索結果を表示するフォールバック機能などを備えています。要件定義からリリースまで平均2~3か月で導入でき、料金は月額固定料金となっています。
特徴 | 機能 | 金額 | URL |
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要問合せ | https://www.yext.com/ja/platform |
Yext Answersはマップ情報をカスタマイズできる点が特徴的なAIサイト内検索サービスです。Yext Answersではユーザが商品を検索した際に、位置情報を利用して近くの店舗の在庫状況を確認できるようカスタマイズし、実店舗に誘導することができます。また、開発者ツールが充実しており、ノーコードによる開発から高度な開発まで柔軟に行える特徴もあります。
特徴 | 機能 | 金額 | URL |
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要問合せ | https://zetacx.com/zeta-search |
ZETA SEARCHは絞り込みや検索結果の並べ替えに自由度と柔軟性を持たせたAIサイト内検索サービスです。ZETA SEARCHは並べ替えの優先要素をユーザごとに最適化できるほか、カテゴリ内で階層化された項目ごとに絞り込める機能などユーザの離脱率低下を配慮したツールになっています。データ処理が高速で、サイトの利便性を向上できる点が特徴です。
特徴 | 機能 | 金額 | URL |
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要問合せ | https://searchsolution.goo.ne.jp/product/ |
goo Search SolutionはNTTドコモ株式会社が展開するAIサイト内検索サービスです。goo Search Solutionでは一般用語の辞書と、導入企業が使う専門用語からAIが作成する辞書を併用するなど、検索キーワードの表記ゆれに手厚く対応します。また、運用サポートも充実しておりカスタマイズの要望にも柔軟に対応することができます。
AIサイト内検索システムは従来のキーワード検索よりも短時間で正確な回答を得ることができるため、ユーザのサイト離脱率を抑えることができます。また、ユーザに応じたパーソナライズが可能なため、Webサイトの顧客生涯価値(LTV)の向上を図れます。
GENIEE SEARCHは、サイト内検索業界20年以上のノウハウをもとに、企業サイト、ECサイトそれぞれに特化した検索ソリューションを提供しています。GENIEE SEARCHでは、画像付きサジェスト機能などの購入に直結する機能を提供できるほか、サポートが手厚く顧客に応じたカスタマイズが可能で、AIサイト内検索の導入を検討している企業におすすめのツールです。
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GENIEE SEARCH編集部
(X:@BST_hoshiko)
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