ECサイト改善の15施策！課題発見や改善ポイントから成功事例まで解説

2023.03.22

ECサイト改善の15施策！課題発見や改善ポイントから成功事例まで解説

ECサイトの運営において、売上や顧客満足度の向上には「課題の発見」と「適切な改善施策」が欠かせません。
しかし、どこをどのように改善すべきか、改善すべきポイントと改善施策の最適な組み合わせに悩む場合もあるでしょう。
そこで本記事では、ECサイトの課題の見つけ方と、実践的な改善施策15選を紹介し、実際の成功事例を解説します。
また、記事内ではECサイト内の導線改善に役立つ「GENIEE SEARCH（ジーニーサーチ）」についてもご紹介。

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【目次】

ECサイトは定期的な改善が必要

ネット上でのビジネスが発展している現代では、ECサイトは企業の重要な販促手段の一つです。
その一方で、企業に限らず個人でもECサイトを立ち上げられるほどにEC運営の参入障壁が下がったことで、あらゆる企業・個人が競争を強いられる状況となっています。

そうした競争に勝ち残れるECサイトを展開していくためには、「定期的な改善」が欠かせません。

ECサイトを定期的に改善することで、以下を実現することができます。

実現できること	概要
競争力の強化・維持	市場の変化やニーズにあわせ適宜改善を続けることで、競争力を強化・維持できる
顧客満足度の向上	高いUI/UXの提供や、カスタマーサポートの充実により常に利用者にとって利便性の高いEC運営を可能にすることで、顧客のサイト体験が向上し、リピーターやロイヤル顧客を獲得できる

これらを実現しECサイトを成功に導くため、常日頃からECサイトの改善を意識し、各種データを分析できる環境作りに取り組みましょう。

ECサイトの集客は難しい？効果的な5つの方法を徹底解説

ECサイトを改善して売上を伸ばすための改善ポイント

ECサイトを改善して売上を伸ばすための改善ポイントは以下の通りです。

購入率（CVR）を上昇させる
アクセス数を増やす
再購入率を高める
一人あたりの購入金額を増やす

ここでは、上記の改善ポイントについて解説します。

購入率（CVR）を上昇させる

ECサイトで売り上げを伸ばすためには、購入率（CVR：コンバージョン率）の向上が欠かせません。
CVRとは、サイトを訪れたユーザーのうち、実際に商品を購入した割合を示す指標です。
CVRを改善するには、以下の施策でユーザー体験の質を高め、購入までの障壁を取り除く必要があります。

商品ページの情報を充実させる
レビューを活用する
決済方法を増やす
送料を明確にする
Web接客ツールやチャットボットを導入する　など

上記の施策を総合的に実施すれば、CVRを効果的に向上させられます。

アクセス数を増やす

ECサイト自体のアクセス数が増えなければ、売り上げの向上は見込めません。
アクセス数が増えれば、CVRや客単価が同じであったとしても、売上全体が向上します。
自社のターゲットや予算に応じた最適な集客戦略の構築により、アクセス数の向上が期待できます。

再購入率を高める

顧客の再購入率を高めることで、ECサイトの売り上げを持続的に伸ばせます。
新規顧客の獲得は、既存顧客の維持よりも約5倍のコストがかかるとされており、リピーターの育成は利益率の改善に直結する指標でもあります。
顧客の再購入率を高めるために効果的な施策は以下の通りです。

パーソナライズされたコミュニケーションの強化
ポイント制度や会員ランク制度などのロイヤルティプログラムの導入
定期的なフォローアップとリマインド　など

上記の施策を組み合わせて実施すれば、ECサイトの再購入率を効果的に向上させられます。

一人あたりの購入金額を増やす

一人当たりの購入金額が増えれば、CVRが同じであったとしても、総売り上げは増加します。
客単価を向上させるために効果的な施策は以下の通りです。

アップセルとクロスセルを促進
セット販売やバンドル販売の導入
AIレコメンドエンジンの活用
「○○円以上の購入で送料無料」「3点購入で20％割引」などの購入の際にお得になる条件を設ける　など

顧客の購買行動やニーズを的確に把握し、適切なタイミングで最適な商品提案や合わせ買いの提案を行うと、客単価の向上が期待できます。

ECサイトの課題を発見する3つの方法

ECサイトの課題を発見する3つの方法
ECサイトの課題を発見するためには、以下の3つの方法がおすすめです。

ボリュームゾーン（アクセス数が多いページ）の把握
アクセス数は多いが、CVRが低いページの分析
CVRは高いが、アクセス数が少ないページを分析

1. ボリュームゾーンの把握：アクセス数が多いページを把握する

ECサイトでは、アクセス数が多いページを意味する「ボリュームゾーン」の特定がサイト全体のパフォーマンスを理解するために役立ちます。
ボリュームゾーンを把握すれば、ユーザーの関心の高い商品やサービス、また、情報を提供しているページを確認できます。
Google Analytics（GA4）やSearch Consoleなどのツールを活用し、どのページが最も多くの訪問者を集めているかを特定しましょう。
解析したデータを基に、以下の項目を最適化できればパフォーマンス向上が図れます。

コンテンツの質
ユーザーエクスペリエンス
内部リンク構造　など

また、ボリュームゾーンで見つかった成功事例を他のページに展開すれば、サイト全体のアクセス数向上につながるでしょう。

2. アクセス数は多いが、CVRが低いページの分析

アクセス数が多いにもかかわらず、CVRが低いページは、潜在的な改善点が存在します。

まずは、そのページのユーザー行動を詳しく分析し、どこでユーザーが離脱しているのかを特定することが重要です。

アクセス数に対しCVRが低いページのよくある問題点は以下です。

商品ページにおける商品の説明や画像、レビュー数が不足している
購入プロセスが複雑
価格や配送オプションが商品と釣り合っていない　など

CVRが低いページの問題点を特定するためには、ヒートマップを活用してページの分析やユーザーの滞在時間を測定し、具体的な改善ポイントを明確にする必要があります。
また、A/Bテストで改善施策がCVRにどのような影響を与えるかを検証し、最適な施策を選択できれば、CVRの向上が見込めます。

ECサイトの分析方法を徹底解説！売上向上につながる5つの分析手順をご紹介

3. CVRは高いが、アクセス数が少ないページを分析

CVRが高いにもかかわらず、アクセス数が少ないページは、成功要因を見つけ出せれば他のページへの応用が可能です。
まず、そのページのCVRが高い要因がどこにあるのかを把握しましょう。
アクセス数の少なさに反しCVRが高いページの特徴は以下です。

特定の商品のニーズが高い
ページのUI/UXがユーザーにとって使いやすい
ユーザーへの特別なオファー（割引・送料無料など）が効果的　など

これらの要因を他のページにも応用すれば、アクセス数の向上だけでなく、全体的なCVRの改善につながります。
また、アクセス数を増やすための以下のような施策を同時に実施することも大切です。

SEO対策を強化する
広告キャンペーンを展開し、多方面からのトラフィックを獲得する
DMやメルマガなどのダイレクトマーケティングで見込み顧客へアプローチする　など

高い水準のCVRを維持している状態で、アクセス数を増加させることができれば、ECサイトの利益率は格段に向上できるでしょう。

【2025年最新】ECサイト改善の15施策

【2025年最新】ECサイト改善の15施策
ここでは、さまざまなECサイトの課題の改善に役立つ以下の施策15選を解説します。

購入までの導線を見直す
集客を促す施策の実施
サイトの読み込み速度を改善する
決済方法を増やす
カゴ落ち対策を行う
ECサイトの信頼性を高める
サイト内検索を改善する
ユーザーが入力しやすいフォームへ改修する
スマートフォンでの表示・操作性を優先的に最適化する
メリットだけでなくデメリットも説明する
利用者の声や導入事例を紹介する
FAQを掲載する
商品紹介文を分かりやすく改善する
鮮明で見やすい画像を採用する
ECツールを導入する

1. 購入までの導線を見直す

購入までの導線が複雑だと、ユーザーが途中で離脱する可能性が高くなるため、導線をシンプルかつ明確に設計する施策が重要です。
導線の改善に効果的な手法は以下の通りです。

カートへの追加から購入完了までのクリック数を最小限に抑え、不要な情報入力を減らす
購入プロセスの各ステップで進捗状況を表示する
モバイルデバイス・タブレットなど各デバイスにおける導線を最適化し、スムーズに購入できるようにする

これらの手法を実現するために効果的な施策は以下です。

AIを活用したレコメンド
商品の画像付きサジェストを実装
検索機能を充実させ、使いやすいものにする

こうした施策を支援し、購入までの導線を改善できるツールが「GENIEE SEARCH」です。
次項にてGENIEE SEARCHを紹介します。

離脱率を改善する7つの方法とは？原因から対策までを解説

ECサイトの導線改善ならGENIEE

GENIEE SEARCHは、ECサイト内の導線を改善できる以下の機能を搭載したツールです。

画像付きサジェスト
検索＆絞り込み機能
おすすめ商品を自動表示するレコメンド
商品比較

これらの機能により、ユーザーがページを訪れてから購入を完了するまでストレスのない導線の構築が可能です。
また、再訪したユーザーへの自動レコメンドにより、効率のよいアップセル・クロスセルが実現できます。

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2. 集客を促す施策の実施

ECサイトの成功には、効果的なECサイトへの集客施策が不可欠です。
ECサイトで実施すべき主な集客施策は以下です。

集客施策	概要
SEO対策（コンテンツマーケティング）	検索による自然流入を増やすために、ターゲットキーワードの最適化や質の高いコンテンツの作成、内部リンクの構築などを行う
SNSマーケティング	SNSを活用してブランドの認知度を高め、フォロワーとのエンゲージメントを強化する
Web広告出稿	・新規顧客の獲得には、リスティング広告やディスプレイ広告が有効・一度サイトを訪れたが購入に至らなかったユーザーに再度アプローチする場合は、リターゲティング広告が有効

これらの施策を的確に実施すれば、より多くのユーザーをサイトに流入させることができ、売り上げの拡大につなげられます。

3. サイトの読み込み速度を改善する

ECサイトの読み込み速度が遅いと、ユーザーの離脱を招き、売り上げに悪影響を与える可能性があるため、早急な改善が求められます。
読み込み速度を上げる施策の例は以下です。

画像や動画のファイルサイズを最適化し、ページ全体のデータ量を減らす
不要なスクリプトを削除する
サードパーティのプラグインを最適化する
CDN（Content Delivery Network）やAMP（Accelerated Mobile Pages）を利用する

特にECサイトの場合、販売・取扱終了した商品のページを削除せずに残していると、それだけでサイト全体が重くなる要因となります。
適宜サイト構造・ページを見直し、不要なものは削除するようにしましょう。

4. 決済方法を増やす

キャッシュレス化が急速に進む現代では、ECサイトでも多様な決済方法を用意し、ユーザが購入しやすい環境を整備しておく必要があります。
導入すべき決済方法は以下の通りです。

銀行振込
クレジットカード/デビットカード
代引き
電子マネー
各種Pay払い
後払い（BNPL）サービス　など

また、海外向けにECサイトを展開する場合は、対象地域で利用されている決済方法を追加すると、よりユーザビリティを向上させられます。

5. カゴ落ち対策を行う

カートに商品を入れたにも関わらず購入に至らなかったケースは「カゴ落ち」と呼ばれ、ECサイトに共通する課題の一つです。
カゴ落ちを完全に防ぐことは不可能ですが、カゴ落ちに至る割合をいかに減少させられるかはECサイトの運営において重要です。
カゴ落ち対策として効果がある施策には、以下のようなものがあります。

カートに入れた商品を自動で保存できる機能を搭載する
送料を下げるもしくは無料にする
UIを改善し、購入まで円滑に進めるようにする
アカウント登録を不要もしくは簡略化する
チャット・電話などの顧客サポートを強化する　など

これらに加え、カゴ落ちを防ぐ機能が充実した「カゴ落ち対策ツール」の導入も効果的です。

6. ECサイトの信頼性を高める

ECサイトの信頼性は、ユーザーが安心して購入できるかどうかを決定する重要な要素です。
そのため、個人情報・決済を行うECサイトでは重視すべき項目です。
信頼性を高めるために必要な施策は以下です。

SSL証明書を導入する
プライバシーポリシー・利用規約のページを整備する
ユーザーからのレビューや評価を積極的に掲載する
会社概要・運営者情報を明示する
お問い合わせへの導線を明確にする　など

こうした施策が適切に行われているECサイトでは、ユーザーが安心して購入しやすくなり、売り上げの向上が期待できます。

7. サイト内検索を改善する

ECサイト内での商品の探しやすさは、サイト内検索機能がどれだけ充実しているかがポイントとなります。
サイト内検索機能を充実させるためには、以下の施策を実施すると効果的です。

施策	概要
検索アルゴリズムを最適化し、関連性の高い検索結果を優先的に表示するように調整	検索語句に対して同義語や類似語も考慮した結果を表示できれば、ユーザーが意図した商品や情報にスムーズにたどり着けるようになる
検索結果ページにフィルターやソート機能を導入	ユーザーが商品を価格帯、評価、カテゴリなどで絞り込めるようになり、よりユーザーニーズにマッチした結果を提供できる

これらの改善を行いつつ、ユーザーの検索結果のデータを分析し、サイト内のコンテンツや商品ラインアップの改善も同時に行えば、さらに顧客ロイヤルティの向上が見込めます。
サイト内検索機能の改善には、ECサイトに特化した「GENIEE SEARCH」がおすすめです。

8. ユーザーが入力しやすいフォームへ改修する

ECサイトの売上を向上させるためには、入力フォームをユーザーが使いやすいように最適化するEFO（Entry Form Optimization）が不可欠です。
ユーザーが入力しやすいフォームに改修するポイントは以下の通りです。

改修ポイント	概要
入力項目の最小化	必須項目と任意項目を明確に区別し、必須でない項目は削除する
入力支援機能の導入	ユーザーの入力に対するストレスを軽減し、ミスを防ぐ
モバイルへの最適化	タップしやすいボタンサイズや、スクロールを最小限に抑えたレイアウトなど、モバイルユーザーの使いやすさを考慮した設計を施す
自動保存機能の実装	再度訪問した際に前回の入力内容がフォームに反映され、入力の手間を省く

フォームは単なる「入力欄」ではなく、購入を後押しする重要な接点です。そのことを意識し設計・改善を行いましょう。

9. スマートフォンでの表示・操作性を優先的に最適化する

スマートフォンの普及により、ECサイトへのアクセスの多くがモバイル経由となりました。
経済産業省の調査によれば、2022年の物販系BtoC-EC市場において、スマートフォン経由の売上は全体の約56%を占めています。
こうしたユーザーの変化に対応するためには、スマートフォンでの表示・操作性を最適化する以下のような施策を行う必要があります。

レスポンシブデザインの導入
タップ操作の最適化
ナビゲーションの簡素化
商品画像の拡大表示機能の導入　など

スマートフォンへの最適化は、現代のECサイト運営において欠かせない取り組みであり、ユーザー視点による継続的な改善が求められます。

10. メリットだけでなくデメリットも説明する

ECサイトでは、商品やサービスの魅力を伝える際に、メリットだけでなくデメリットも明示するようにしましょう。
ユーザーは商品を購入する際、メリットだけでなくデメリットも含めた総合的な情報を求めているため、メリットのみを強調した説明は、過度な宣伝と受け取られ、信頼性を損なう可能性があります。
デメリットも正直に伝えることで、ユーザーはその情報を踏まえて納得のいく購買判断ができるため、満足度の高い購入体験が得られます。
誠実な情報提供が、長期的な顧客関係の構築と売上の向上につながることを意識して、コンテンツを作成しましょう。

11. 利用者の声や導入事例を紹介する

ECサイトの売上向上を目指す上で、利用者の声や導入事例の紹介は効果的な施策です。
実際の顧客体験や成功事例の共有により、潜在顧客の信頼獲得や、購買意欲の向上につながります。
利用者の声や事例を紹介する際のポイントは以下の通りです。

数値や具体的な効果を示す
写真や動画などを活用する
レビューの承認・非承認機能を活用し、適切な情報管理を行う　など

適切な情報管理と活用を行い、ユーザーとの信頼関係を築いていくと、リピート率・顧客ロイヤリティ向上にも役立ちます。

12. FAQを掲載する

FAQ（よくある質問）の設置は、購入意欲を高め、問い合わせ対応の負担を軽減する効果があり、ECサイトの売上・顧客満足度の向上に役立ちます。
FAQ作成のポイントは以下の通りです。

実際の問い合わせ内容を基に作成する
専門用語や難解な表現は避け、誰にでも理解しやすい言葉で回答を記述する
カテゴリごとに整理し、検索機能を設ける
内容を定期的に見直し、最新の情報を提供する　など

顧客視点を重視したFAQを掲載し、継続的な改善を行えば、ECサイトの信頼性と利便性を高め、売上向上につなげられます。

13. 商品紹介文を分かりやすく改善する

ECサイトにおいて商品紹介文は、ユーザーの購入意欲を左右する重要な要素です。
商品紹介文は、画像や価格だけでは伝えきれない「この商品を買う理由」を言語化し、ユーザーの納得と安心感を高められる内容が求められます。
商品紹介文の構成では、最初に商品の魅力を一文で伝え、そのあとにその魅力を裏付ける根拠や事例、スペックなどを補足すると、ユーザーの理解が深まりやすくなります。
また、視覚的にも読みやすくするために、1文の長さを抑えたり、箇条書きや改行を活用したりする工夫も重要です。
さらに、検索流入を強化するSEOの観点でも、適切なキーワードを盛り込んだ良質な紹介文は非常に効果的です。

14. 鮮明で見やすい画像を採用する

ECサイトにおいて、鮮明で見やすい商品画像の掲載は、ユーザーの購買意欲を高めるために効果的な施策の一つです。
鮮明で見やすい画像の作成には、以下の点を意識する必要があります。

複数の角度や距離から撮影する
実際の使用シーンを想定した画像も掲載する
JPEGやWebPなどの適切なフォーマットを選択し、画像の最適化を行う
モバイルユーザに配慮した画像設計を行う　など

商品画像は、単なる視覚的な要素ではなく、ユーザとのコミュニケーションツールとしての役割も果たせるメリットがある点を意識して、継続的な改善を行いましょう。

15. ECツールを導入する

ECサイトの競争が激化する昨今では、業務効率化や売上向上を図るために、各種ECツールの導入が欠かせない要素となりつつあります。
適切なツールを活用すれば、業務の自動化、顧客体験の向上、データ分析による戦略的な意思決定が可能となり、サイト全体のパフォーマンスを高められます。
次項で、おすすめのECツールについて詳しく紹介します。

ECサイト改善におすすめのECツール10選

ここでは、ECサイト改善に役立つおすすめのECツールを10選紹介します。

GENIEE SEARCH
Customer Rings
NaviPlusレコメンド
CART RECOVERY
KARTE
FLIPDESK
NEXT ENGINE
Seeds
zig-zag
ReviCo

1.GENIEE SEARCH

GENIEE SEARCHは、企業サイトやECサイト向けにカスタマイズ可能な高機能サイト内検索サービスです。
21年以上の経験と1,000社を超える導入実績を持ち、ユーザー体験の向上とCVRの改善を支援しています。
ECサイト向けには「GENIEE SEARCH for EC」を提供しており、ECサイトの改善に役立つさまざまな機能を搭載しています。

ツール名	GENIEE SEARCH
機能	検索キーワード入力時に商品画像と詳細ページへのリンクを表示候補語を表示し、検索キーワードの入力をアシスト検索画面での絞り込み・商品比較機能
価格	要お問い合わせ
URL	https://www.bsearchtech.com/solutions/ec_search/

2.Customer Rings

Customer Ringsは、ECサイトやBtoCサービス向けの統合型マーケティングプラットフォームです。
CRM、MA、BI、CDPの機能を一体化し、顧客データの統合から分析、施策の実行までをノーコードで完結できます。

ツール名	Customer Rings
機能	複数のチャネルを通じて、個別の顧客に最適なタイミングでアプローチが可能生成AIにより、顧客プロファイル、メール件名、アンケート設問などの自動作成が可能
価格	要お問い合わせ
URL	https://www.customer-rings.com/

3.NaviPlusレコメンド

3.NaviPlusレコメンド
NaviPlusレコメンドは、ECサイトやコンテンツサイト向けに「おすすめ商品」や「ランキング」などのコンテンツを簡単に表示できる高機能なレコメンドエンジンです。
また、導入前の要件定義から、導入後の効果測定・改善提案まで、専門スタッフによる充実したサポート体制が整っている点も特長の一つです。

ツール名	NaviPlusレコメンド
機能	多角的なレコメンドロジックを実装多彩なコンテンツを自動で生成・表示可能
価格	要お問い合わせ
URL	https://naviplus.dgbt.jp/recommend.html

4.CART RECOVERY

4.CART RECOVERY
CART RECOVERYは、ECサイト向けのカゴ落ち対策に特化したMAツールです。
カートに商品を入れたまま購入に至らなかったユーザーを効果的に呼び戻し、売上向上を支援します。

ツール名	CART RECOVERY
機能	ユーザーが商品をカートに入れた後、最短15分でリマインドメールを自動送信カゴ落ち数、リカバリー数、CV数、売り上げなどをリアルタイムで可視化
価格	初期費用：55,000円（税込）月額費用：42,900円（税込）
URL	https://www.submit.ne.jp/cartrecovery

5.KARTE

5.KARTE
KARTEは、Webサイトやアプリ上での顧客行動をリアルタイムに解析し、個々の顧客に最適な体験を提供できるCXプラットフォームです。
直感的な操作性と多機能性を兼ね備え、BtoC企業を中心に幅広く導入されています。

ツール名	KARTE
機能	多様な接客手段を用いて、ユーザーの行動や属性に基づいた最適なコミュニケーションを実現ユーザーの行動を基にしたシナリオ設計により、最適なタイミングでのアプローチが可能
価格	要お問い合わせ
URL	https://karte.io/

6.FLIPDESK

6.FLIPDESK
FLIPDESKは、サイト訪問者の行動データをもとに、個々のユーザーに最適な情報を提供し、顧客体験の向上とCVRの改善を支援するWeb接客ツールです。
1,500社・1,800サイト以上で導入されており、幅広い業種・業界で活用されています。

ツール名	FLIPDESK
機能	訪問者の閲覧履歴や購買情報などを収集・分析し、ユーザーの興味・関心に応じたターゲティングが可能チャットボット「Cross Talk」との連携で、ユーザーの疑問や不安をリアルタイムで解消できる
価格	初期費用：55,000円（税込）月額費用：55,000円（税込）
URL	https://materialdigital.jp/service/flipdesk/

7.NEXT ENGINE

NEXT ENGINEは、クラウド型のEC一元管理システムです。
複数のネットショップやモールの運営を効率化し、業務の自動化とミスの削減を実現できます。

ツール名	NEXT ENGINE
機能	ECサイト運営に必要な在庫管理・決済・配送連携機能などを搭載アプリによる機能拡張やオリジナルアプリの開発が可能
価格	月額3,000円～
URL	https://next-engine.net/

8.Seeds

Seedsは、実店舗とECサイトを横断して顧客体験を最適化するペイメント＆マーケティングプラットフォームです。
独自の決済手段「ハウスPay」と、会員管理・販促支援機能を備えた「Compass」の2つの主要モジュールで構成され、オムニチャネル戦略を強力にサポートします。

ツール名	Seeds
機能	ハウスPay 物理カード不要で、スマートフォンを活用した決済が可能チャージ金額に応じたプレミアム付与や、利用特典の設定が可能 Compass 会員専用のマイページをスマートデバイス向けに提供し、バーコード表示やプロフィール確認が可能スポットまたは定期的なメール配信
価格	月額3,000円～
URL	https://www.vesca.co.jp/seeds/

9. WorldShopping BIZ／WorldShopping

株式会社ジグザグは、日本のEC事業者が海外市場に進出する際の課題を解決できる「WorldShopping BIZ」と「WorldShopping」の2サービスを提供しています。
越境ECに挑戦したい事業者と、日本のECサイトで購入したい消費者の双方を支援しています。

ツール名	WorldShopping BIZ／WorldShopping
機能	WorldShopping BIZ 多言語対応海外決済、配送対応海外カスタマーのデータを可視化し、販促支援を行う WorldShopping 購入代行多言語対応
価格	WorldShopping BIZ 初期費用：33,000円（税込）月額費用：5,500円（税込） WorldShopping 要お問い合わせ
URL	https://www.zig-zag.co.jp/service/

10.ReviCo

ReviCoは、クラウド型のレビューマーケティングプラットフォームです。
ECサイトや実店舗における顧客レビューの収集・活用を通じて、CVRの向上や顧客体験の最適化を支援します。

ツール名	ReviCo
機能	レビュー依頼メールの自動配信年齢、性別、使用用途など、事業者が指定したユーザー属性や評価項目を収集できる
価格	要お問い合わせ
URL	https://www.revico.net/

ECサイト改善の成功事例

ECサイト改善の成功事例
ここでは、ECサイトの導線を改善しCVRを高める「GENIEE SEARCH」を導入し、成果につながった以下の事例を紹介します。

1. BRUNO株式会社様
2. 宮地電機株式会社様
3. 株式会社島忠様

1. BRUNO株式会社様

BRUNO株式会社は、製造卸売・小売・デザイン事業を行っています。
自社ブランドのキッチン家電やインテリア雑貨を取り扱うECサイト「BRUNO online」に、GENIEE SEARCH for ECを導入し、画像付きサジェストと絞り込み機能を実装しました。
【画像付きサジェスト機能】

【画像付きサジェスト機能】 画像付きサジェスト機能を利用すれば、検索キーワードの入力時に候補語と商品画像をサジェストできます。
画像にあるように、検索時に1.候補語を表示、2.画像付きでサジェストを表示、3.サジェストを選択すると簡単に商品ページに遷移できます。
商品名の表記揺れの吸収と、候補となる商品画像の表示によりユーザーのスピーディな商品情報への到達をサポートできる点が特長です。
【絞り込み機能】

【絞り込み機能】
絞り込み機能は、ユーザーの目的別に商品を絞り込める機能です。
カテゴリ別に絞り込んだ商品を、リアルタイムに検索結果の一覧に反映できるため、ユーザーが目的の商品を見つけやすくなります。
また、これら以外にもebisumartとの連携により、SKU単位の検索結果の提供も実現しています。
BRUNO onlineにGENIEE SEARCHを導入した結果、サイト内検索経由のCVRが向上しました。

2. 宮地電機株式会社様

宮地電機株式会社様は、電気設備機器・電気工事材料・水まわり住宅設備機器の販売を営んでおり、電設資材を販売するECサイト「電材ネット」の運営も行っています。
電材ネットでは、10,000点を超える商品ラインナップを検索しやすくするために、「GENIEE SEARCH for EC」と「GENIEE RECOMMEND」を導入しました。

上の画像にあるように、複数の候補語と商品画像を付きサジェストを表示し、ユーザーの検索行動をアシストしています。

また、型番での検索も行え、サジェスト表示により型番入力の手間を省き、目的の商品を見つけやすくなりました。
さらに、GENIEE RECOMMENDにより、よく一緒に購入される商品を商品・カートページにレコメンド表示し、購入忘れ防止やクロスセル促進に活用しています。

GENIEE RECOMMENDの導入後、CV数が137.5%に向上（レコメンド経由のCV数は全体の約11%）しました。

3. 株式会社島忠様

株式会社島忠様は、家具・インテリア雑貨の小売業を営んでおり、家具・インテリアの公式ECサイトである「シマホネット」の運営も行っています。
シマホネットに「GENIEE SEARCH for EC」を導入し、以下の改善を実現しました。
【デバイスごとの表示を最適化】

【デバイスごとの表示を最適化】 ※PC表示（左）　スマートフォン表示（右）
検索窓上に表示する商品データをGENIEE SEARCHのWebクロールで収集し、デバイスに応じた最適な表示を実現しています。
また、商品カテゴリによる絞り込みと、「月刊ランキング／年間ランキング」のタグの切り替えでユーザーの目的にあったランキング情報を表示できるランキング機能も導入しました。

ランキング情報

まとめ：ECサイトを改善するならサイト内検索GENIEE SEARCH

ECサイトの売り上げを向上させ、安定した運営を続けていくためには、さまざまな観点から改善を行う必要があります。
ECサイトの課題に合わせ、適切な施策を講じるためには、改善ツールの活用が欠かせません。
ECサイトの改善なら、サイト内検索機能により顧客体験を向上させる「GENIEE SEARCH」がおすすめです。
GENIEE SEARCHは、シリーズ累計で1,000社以上に利用されており、代表的な機能は以下の3つです。